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蛾 ( リダイレクト:ガ ) : ウィキペディア日本語版
ガ[が]

(蛾)とは、節足動物門昆虫綱チョウ目(鱗翅目、ガ目とも)に分類される昆虫のうち、チョウ(具体的にはアゲハチョウ上科セセリチョウ上科シャクガモドキ上科)を除いた分類群の総称。
日本にはチョウ目の昆虫が3,500種類知られているが、「チョウ」と呼ばれるものは250種類にすぎず、他はすべて「ガ」である。世界全体で見ると、ガの種類数はチョウの20 - 30倍ともいわれている。チョウとガに明確な区別はない(チョウ目参照)。
==特徴==

* 成長段階は、 - 幼虫 - - 成虫という完全変態をおこなう。幼虫は外見や行動によってイモムシケムシシャクトリムシミノムシなどと呼ばれる。
* 幼虫は植物食のものが多いが、様々な食性を持つものがある。例えば主にヒグラシなどセミの仲間に寄生するセミヤドリガ、コナラやクヌギに穿孔し樹液に集まる虫を捕食するボクトウガ、普段は植物食だが機会的にイモムシなどを捕食するオオタバコガ、ミツバチの巣を専食するハチノスツヅリガHoneycomb MothGalleria mellonella)、チョコレートなども含む乾燥子実類を食うノシメマダラメイガ、乾燥羽毛・獣毛を食うイガなどがいる。変わった食性の物としては陸貝を専食する Hyposmocoma molluscivoraが知られている。
* 蛹になる前に糸を吐いたりして(マユ)を作る種類が多く、カイコガなどはその糸が人間に利用される。 ただしスズメガ科の多くの種類など、繭を作らずに土中でさなぎになるものもいる。
* 成虫の4枚の鱗粉や毛でおおわれる。ただしオオスカシバ(スズメガ科・羽化後に鱗粉を落としてしまう)などの例外がいる。
* 成虫の触角は先端がふくらまず、糸状や羽毛状の種類が多い。
* 成虫の口はストロー状に細長く伸びており口吻と呼ばれる。樹液果汁など水分を吸うのに適している。ただしカイコガやミノガなどの成虫は口が退化していて、幼虫時代に蓄えた栄養分だけで活動する。また、コバネガなどでは咀嚼可能な口器を持ち、花粉などを食べる。
* 夜に行動する種類が多いが、サツマニシキ(マダラガ科)などのように派手な体色を持ち昼間に行動するものもいる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ガ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Moth 」があります。




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