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自噴 : ウィキペディア日本語版
自噴[じふん]

自噴(じふん)とは石油温泉地下水が自然に(人為的な動力によらず)地下から地表に湧出する現象を言う。湧水()だけに用いる言葉ではなく、井戸からの自然湧出にも用いる。
自噴現象のみられる地下水は、扇状地の末端や、地質学的に帯水層が盆地状の構造となっている地域などで見られることが多い。日本国内にも自噴する湧水・井戸・温泉は多数存在する。
フランスの旧地方名アルトワ(Artois)で大規模な自噴があったことが、自噴泉を指す「フローイング・アーテジアン・ウェル」(flowing artesian well)の語源である。
== 自噴の仕組み ==

地中帯水層の上に透水性の低い地層(加圧層)が重なっている地域において、その帯水層のポテンシャルが地表面よりも上位にあった場合(これを被圧地下水と言う)、この帯水層に地表まで通じる穴(たとえば井戸、場合によって地震により加圧層に亀裂が生じることも)では、帯水層中の地下水は地表に湧出(自噴)する。
また地下水(または温泉)に溶存するガスが井戸孔内の水頭低下により、井戸孔内において気体となり、これが地表へ噴出することにより地下水や温泉の自噴現象が発生する場合もある。
なお地下水の流出域(崖沿いなど)では被圧地下水ではなくとも、地形と地下水位によって地下水が泉となって自噴することもある。従って、一概に自噴していることは、被圧している地下水が湧出しているとは言えない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「自噴」の詳細全文を読む




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