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胎生 : ウィキペディア日本語版
胎生[たいせい]

胎生(たいせい、英語:viviparity)とは、動物において、雌親が体内で卵を孵化させ、子は親から栄養を供給されて成長した後に体外に出るような繁殖形態のことである。仏教用語としての「胎生」は、「たいしょう」と読む〔デジタル大辞泉「胎生」(たいしょう) - goo辞書 〕。
== 意味 ==
一般に動物の形で新しい個体を形成するが、卵をそのまま体外に出すのではなく、雌の体内で孵化させ、子供の形で産む動物がある。このとき、卵の持つ栄養で子供が成長して生まれるものは卵胎生と呼ばれる。それに対して、卵から生まれた子が何らかの形で母親の体との連絡を持ち、母体から栄養などの供給を受けて成長し、十分に発育した後に生まれてくるものを胎生(たいせい)と呼ぶ。卵生および卵胎生と胎生の間には連続する様々な中間段階のものが見られ、卵生~卵胎生~胎生の間は連続変化であり、それぞれをきちんと定義することはできない。
一般的に言えば、胎生は親による子の保護の型としては手厚い方に位置するとみなされている。しかし、子供を保護することなく大量の子孫を生産するアブラムシミジンコの多くが胎生であることからもわかるように、胎生は子供の保護と密接に関連しているとは限らない。子は親によって栄養補給されるだけでなく、体内に入れて持ち歩くことで捕食からも保護されている。また、大きい卵を産む場合は親は産卵までにすべての栄養を集めなければならないのに比べて、親が自身の栄養補給する際に長期にわたって少しずつ集めればいいので、負担が少ない。逆に、母親にとっては子を体内で育てる期間の負担が大きくなる。そのため、大型の子供を産むものほど一回あたり産子数が少ない。例えば蛹化寸前の幼虫を産むツェツェバエや多くのサル類、ウシなどの一回あたり産子数は原則として1匹である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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