翻訳と辞書
Words near each other
・ 素速い
・ 素過程
・ 素量
・ 素量仮説
・ 素量的伝達
・ 素量的放出
・ 素銅
・ 素錠
・ 素隠居
・ 素集合
素集合データ構造
・ 素電荷
・ 素面
・ 素顔
・ 素顔がいいね
・ 素顔がイイねっ!
・ 素顔が一番
・ 素顔が一番!
・ 素顔で笑っていたい
・ 素顔のときめき


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

素集合データ構造 : ミニ英和和英辞書
素集合データ構造[そしゅうごうでーたこうぞう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation
: [しゅう]
 【名詞】 1. collection 
集合 : [しゅうごう]
  1. (n,vs) (1) gathering 2. assembly 3. meeting 4. (2) (gen) (math) set 
: [ごう]
 【名詞】 1. go (approx. 0.18l or 0.33m) 
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
構造 : [こうぞう]
 【名詞】 1. structure 2. construction 

素集合データ構造 : ウィキペディア日本語版
素集合データ構造[そしゅうごうでーたこうぞう]
素集合データ構造(そしゅうごうデータこうぞう、: disjoint-set data structure)は、データの集合素集合(互いにオーバーラップしない集合)に分割して保持するデータ構造。このデータ構造に対する以下の2つの便利な操作をUnion-Findアルゴリズムと呼ぶ。
* ''Find'': 特定の要素がどの集合に属しているかを求める。2つの要素が同じ集合に属しているかの判定にも使われる。
* ''Union'': 2つの集合を1つに統合する。
これら2つの操作をサポートしているため、素集合データ構造は「Union-Findデータ構造」あるいは「Merge-Find集合」とも呼ばれる。これら以外の重要な操作として ''MakeSet''がある。これは、与えられた1つの要素だけを格納した集合(シングルトン)を作成する。これら3つの操作により、様々な実用的分割問題を解くことができる(「応用」の節を参照)。
これらの操作をより正確に定義するには、集合の表現方法を決める必要がある。典型的な手法としては、それぞれの集合について、ある固定の要素を選択して「代表 (representative)」とし、その集合全体を表すものとする。すると ''Find''(x) は ''x'' が属する集合の代表を返す。また、''Union'' は2つの代表を引数とする。
== 素集合連結リスト ==
素集合データ構造を生成する単純な手法としては、集合毎に連結リストを生成する方法がある。リストの先頭の要素がその集合の代表となる。
''MakeSet''は1要素のリストを生成する。''Union''は2つのリストを連結する操作で、定数時間の操作である。この実装の欠点は、''Find''がΩ(n)または線形時間を必要とする点である。
これを防ぐには、連結リストの各ノードにそのリストの先頭へのポインタを格納しておけばよい。つまり、''Find''の引数がノードへのポインタであれば、即座にそのノードが属するリストの先頭(代表)がわかる。しかし、このように実装すると今度は''Union''操作で各ノードの先頭へのポインタを更新しなければならなくなり、Ω(n) の時間がかかるようになる。
各リストの長さがわかっているなら、短い方を長い方に連結することで''Union''の性能を改善できる。これ (''weighted-union heuristic'') を採用すると、''n''個の要素について、''m''回の''MakeSet''、''Union''、''Find''操作を行ったときにかかる時間は O(''m'' + ''n''log ''n'') となる〔Thomas H. Cormen, Charles E. Leiserson, Ronald L. Rivest, and Clifford Stein. ''Introduction to Algorithms'', Second Edition. MIT Press and McGraw-Hill, 2001. ISBN 0-262-03293-7. Chapter 21: Data structures for Disjoint Sets, pp.498–524.〕。漸近的により高速な操作には別のデータ構造が必要である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「素集合データ構造」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.