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相撲部屋 : ミニ英和和英辞書
相撲部屋[すもうべや]
(n) Sumo stable
===========================
: [そう]
 【名詞】 1. aspect 2. phase 3. countenance
相撲 : [すもう]
 【名詞】 1. sumo wrestling 
相撲部屋 : [すもうべや]
 (n) Sumo stable
部屋 : [へや]
 【名詞】 1. (1) room 2. (2) sumo stable 
相撲部屋 : ウィキペディア日本語版
相撲部屋[すもうべや]
相撲部屋(すもうべや)は、大相撲力士を養成する機関であり、力士が所属する各グループ、またその建物である。相撲界では単に部屋とも言う。2015年11月30日現在、43の部屋がある。

== 概要 ==
力士はいずれかの部屋に所属していなければ本場所に出場することはできない。基本的に親方を中心とする共同生活を営む場であり、結婚するまでは関取(資格者ともいう)であっても部屋に住むことが基本のルールである〔ただし、関取を多く擁している部屋は個室が足りなくなり、やむを得ず関取にマンション暮らしを許す場合がある(春日野部屋や九重部屋などの例がある)。〕。また、関取になると個室が与えられるが、幕下以下の力士(養成員)は、大部屋で共同生活をする。
相撲部屋は基本的に日本相撲協会から独立した運営形式を取っている。基本的に懲戒処分を受けて離職した力士はその後所属していた相撲部屋での活動を協会から拒否されるが、大相撲八百長問題を受けて一時期協会から解雇されていた蒼国来が処分後も部屋生活を送っていた事実について、地位確認訴訟を担当する蒼国来側代理人は協会からの独立性という点から容認を主張していた。
相撲界の年寄(親方)たちが運営し、一門と呼ばれるグループのいずれかに所属する(一門制度)。もともとは個別のグループ単位で各地を巡業していたときのグループが一門の起こりであるが、巡業が協会に一元化された現在は、相撲協会の役員選挙のためのグループという性質が強くなっている。以前は稽古場がなく、一門の中心の部屋に稽古にいく部屋もあったが、現在は自前の稽古場を持たなければ部屋の設立は認められない〔元魁皇の浅香山親方 2月1日付で独立、人間教育も重視 Sponichi Annex 2014年1月31日 05:30
:2014年2月に創設された現在の浅香山部屋(師匠は元大関・魁皇)は同年12月の部屋開きまで近くの部屋に出稽古する予定。また、阿武松部屋は1994年10月から1995年4月の部屋開きまで暫定的に弟子1人とマンション暮らしをしていた。〕。創立から施設の完成までに時間がかかる場合は、仮施設をOBから受けることが原則である。また、所属力士が0人になった場合〔旧・二所ノ関部屋などの例がある。ただし、二所ノ関部屋の場合は親方の健康上の理由で事前に閉鎖が決まっており、閉鎖とほぼ同時に所属力士3人が全員引退した。〕や、部屋の親方が死去または65歳の定年を迎えた時点で後継者の資格を有する者がいない場合には部屋が消滅する決まりとなっており、その部屋に所属していた力士たち(行司呼出床山も含む)は他の部屋へ移籍することになる〔閉鎖された部屋に所属していた力士たちは全員まとめて同じ部屋へ移籍するのが原則だが、旧田子ノ浦部屋の力士8名が2つの部屋に分かれて移籍した例もある。〕。部屋それぞれの名称は、基本的には運営する年寄(師匠)の名を付けるが、伝統ある部屋を継承する年寄が先代の年寄名跡を譲り受けてその名跡を名乗る場合も多い。
相撲部屋は不変なものではなく、運営する年寄の就任・退職などにより、絶えず分家独立・統合・消滅を繰り返している。基本的に分家独立があっても一門には所属したままだが、かつての九重部屋のように一門から破門されるなどして別の一門に移籍したり、一時期の貴乃花部屋のように無所属になったりすることもある。特に有力な年寄の場合、自ら一門を立ち上げる者もいる(双葉山が興した時津風一門の例などがある)。なお、大相撲力士の妻は、夫が年寄を取得している場合、女将候補となる。
相撲部屋の数は昭和時代まではおおむね30前後で安定していたが、平成時代になると若乃花貴乃花兄弟の活躍によって相撲人気が高まり入門志願者が増え、新しい部屋が次々に作られ一時期は部屋の数が50を超えることもあった〔2004年には史上最多の55部屋が存在していた。〕。しかし、新しい部屋の乱立によって所属力士が数人しかいない小規模な部屋が多くなり、部屋の運営が立ち行かなくなるケースが相次いだことや、親方が定年を迎えても後継者がいないなどといった諸々の事情から、2010年代に入り部屋の統廃合が相次いでいる。その中には、2013年1月場所後閉鎖の旧・二所ノ関部屋のように、“名門”とされた部屋の名前も挙がるようになった。これに加え、新しい部屋の乱立を防ぐために2006年から部屋新設の基準が厳格化されたこともあり(後述)、相撲部屋の数は減少傾向にある。2010年代の大相撲における現役力士の総数は650人前後であり、相撲部屋を正常に運営させるには1部屋につき少なくとも20人程度の力士を抱える必要がある現実を考慮すると、相撲部屋の総数は昭和時代と同じく30前後が適正ではないかと見る意見が多い〔部屋数の減少で考えた、相撲界のあるべき姿。~角界にとって淘汰は是か非か?~ 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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