翻訳と辞書
Words near each other
・ 熱り立つ
・ 熱を上げる
・ 熱を伝える
・ 熱イオン化検出器
・ 熱イオン検出器
・ 熱エネルギー
・ 熱エネルギー貯蔵
・ 熱コンダクタンス
・ 熱サイクル
・ 熱ショックたんぱく質
熱ショックタンパク質
・ 熱ショック因子
・ 熱シールド
・ 熱ストレス
・ 熱チュー
・ 熱チュー! プロ野球
・ 熱チュー!プロ野球
・ 熱チュー!プロ野球2002
・ 熱チュー!プロ野球2004
・ 熱チュープロ野球


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

熱ショックタンパク質 : ミニ英和和英辞書
熱ショックタンパク質[ねつしょっくたんぱくしつ]
heat-shock protein
===========================
: [ねつ]
  1. (n,n-suf) fever 2. temperature 
タンパク質 : [たんぱくしつ]
 protein
: [しつ, たち]
 【名詞】 1. quality 2. nature (of person)
熱ショックタンパク質 ( リダイレクト:熱ショックタンパク質 ) : ウィキペディア日本語版
熱ショックタンパク質[ねつしょっくたんぱくしつ]
熱ショックタンパク質(ねつショックタンパクしつ、英:Heat Shock Protein、HSP、ヒートショックプロテイン)とは、細胞等のストレス条件下にさらされた際に発現が上昇して細胞を保護するタンパク質の一群であり、分子シャペロンとして機能する。ストレスタンパク質(英:Stress Protein)とも呼ばれる。
HSPが初めて発見されたのは1974年であり、ショウジョウバエ幼虫を高温にさらすとある特定のタンパク質が素早く発現上昇することがアルフレッド・ティシェールらにより報告された〔TissiBres A., Mitchell HK. and Tracy U.(1974)"Protein synthesis in salivary glands of Drosophila melanogaster: relation to chromosome puffs."''J.Mol.Biol.'' 84,389-98. PMID 4219221〕。1980年代半ばになるとHSPは分子シャペロン機能を有すること、細胞内タンパク質輸送に関与することなどが認識されるようになった。HSPはその分子量によりそれぞれの分子の名前がつけられており、例えばHsp60、70、90はそれぞれ分子量60、70、90kDaのタンパク質である。一方、低分子量タンパク質であるユビキチン酵素複合体であるプロテアソームを介したタンパク質分解において重要な役割を果たしているが、この分子もまたHSPとしての性質を持つ〔Schlesinger MJ.(1990)"Heat shock proteins."J.Biol.Chem. 265,12111-4. PMID 2197269〕。HSPはヒトからバクテリアに至るまで様々な生物種において広く類似した機能を発現することが知られており、そのアミノ酸配列は生物進化の過程においてよく保存されている。
== 発現誘導 ==

HSPの発現は細菌感染炎症エタノール活性酸素重金属紫外線飢餓低酸素状態などの細胞に対する様々なストレスにより誘導されることが知られている。内タンパク質である熱ショック転写因子(HSF)はDNA上の熱ショックエレメント(HSE)に結合することによりHSPの発現を制御する転写因子として働くが、熱ストレスによりHSFが誘導される詳細な機構については十分に明らかにされてはいない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「熱ショックタンパク質」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Heat shock protein 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.