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海峡線 : ミニ英和和英辞書
海峡線[かいきょうせん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

海峡 : [かいきょう]
 【名詞】 1. channel 

海峡線 : ウィキペディア日本語版
海峡線[かいきょうせん]


海峡線(かいきょうせん)は、津軽海峡の海底下に掘削された青函トンネルを介して、本州青森県東津軽郡外ヶ浜町中小国駅北海道上磯郡木古内町木古内駅とを結ぶ北海道旅客鉄道(JR北海道)の鉄道路線地方交通線)である。
北海道新幹線開業以前は、すべての列車が直通する東日本旅客鉄道(JR東日本)津軽線およびJR北海道江差線(現・道南いさりび鉄道線)・函館本線のそれぞれ一部区間と合わせて「津軽海峡線」〔という愛称が付けられていた。交通新聞社の『JR時刻表』やJTBパブリッシングの『JTB時刻表』〔本文は「津軽海峡線」表記であるが、路線図では「海峡線」と表記〕などの市販時刻表でも「津軽海峡線」として案内され、「海峡線」として案内されることはほとんどなかった。2016年3月26日の北海道新幹線開業以降は、在来線としての「海峡線」は貨物列車団体列車のみの走行となり、『JR時刻表』・『JTB時刻表』では2016年4月号から路線図・本文とも非掲載となった。また、「津軽海峡線」の愛称は廃止された。
== 概要 ==
海峡線は、国鉄分割民営化後の1988年昭和63年)3月13日、従来青森駅 - 函館駅間で運航されていた青函航路青函連絡船)に代わって本州と北海道を連絡するJR線として開業した。
本州と北海道を結ぶ列車が多く運転されている。北海道新幹線との共用を考慮して新幹線規格で建設されたため、事実上のスーパー特急方式となっている。開業時は狭軌の在来線用の線路のみが敷設されたが、2016年(平成28年)3月26日の北海道新幹線の開業に向けて〔〔、標準軌の新幹線用のレールを併設して三線軌条化された。新幹線開業後は、新幹線列車と在来線の貨物列車とが線路を共用して運行される、共用走行区間となっている。北海道新幹線と在来線の分岐点は青森側が新中小国信号場の北側(北海道寄り)、北海道側が木古内駅の西側(本州寄り)に設けられ、開業時からそれに対応した線形となっている。
保安装置は自動列車制御装置 (ATC) が採用され、開業当時東北新幹線の全線(東京駅 - 盛岡駅間)で使用されていたアナログATC(ATC-2型)との互換性を持つATC-L型が導入されていた。ただし、JR各社は新幹線のATCシステムのデジタル化を進め、東北新幹線では2007年(平成19年)7月22日から全線がデジタルATC(DS-ATC)へ移行したため〔整備新幹線区間である盛岡駅 - 八戸駅間および八戸駅 - 新青森駅間は、開業当初からDS-ATCが採用されている。〕、新幹線との互換性保持は意味を持たなくなった。北海道新幹線開業にあわせて海峡線もデジタルATC(DS-ATC)を導入している。
開業当初、青函トンネル内には竜飛海底駅吉岡海底駅が設置されていた。これらは同トンネルの避難施設を活用した見学施設であり、見学者以外の一般旅客が利用することはできない特殊な駅であった。吉岡海底駅は北海道新幹線工事の資材基地として使用されるため、2006年(平成18年)3月18日に定期列車の停車を終了〔し、同年8月28日から見学コースが中止されて全列車通過となった〔〔。竜飛海底駅も2013年(平成25年)11月11日から見学コースが終了して全列車通過となった〔。
2014年(平成26年)3月15日に竜飛海底駅・吉岡海底駅・知内駅が廃止された後〔〔〔、当路線の津軽今別駅 - 木古内駅間は、在来線で最も駅間距離が長い区間となっている(営業キロ:74.8km)〔それ以前に最も駅間距離が長い区間は石勝線新夕張駅 - 占冠駅間(同:34.3km)であった。〕。当路線の中間駅は津軽今別駅のみとなったが〔、津軽今別駅も2015年(平成27年)8月10日から全列車通過となり〔〔〔、北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅開業と引き換えに廃止された〔。

ファイル:Jr kaikyoline triplegagerail.jpg|2007年時点では、一部区間が三線軌条化されていた。
特急「スーパー白鳥」車内より(2007年11月撮影)〔2010年の特急「スーパーカムイ」の踏切事故を受けて、同年JR北海道が特急の先頭車運転台側の貫通路への立ち入りを禁じたため、以後は、このアングルでの撮影はできない。〕。
ファイル:Kaikyou line kikonai direction.JPG|北海道側から見た海峡線、上下線ともに全線が三線軌条化されている(2016年3月撮影)
ファイル:Kaikyou line kikonai station direction.JPG|海峡線の木古内駅方面を見る。奥には北海道新幹線の木古内駅の駅舎、手前のシェルターで覆われている所が北海道新幹線と在来線との分岐点である。在来線は新幹線の高架橋の両脇をスロープで下りS字カーブにより右に曲がりその後に左に曲がって木古内駅に繋がる。
ファイル:Kaikyou line kikonai direction slope.JPG|地上側から見た北海道新幹線と在来線との分岐点、左側から右側にかけて斜めに上がる高架橋が在来線用のスロープ


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「海峡線」の詳細全文を読む




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