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歌声喫茶 : ミニ英和和英辞書
歌声喫茶[うたごえきっさ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [うた]
 【名詞】 1. song 2. poetry 
: [こえ]
 【名詞】 1. voice 
喫茶 : [きっさ]
 【名詞】 1. tea drinking 2. tea house 
: [ちゃ]
 【名詞】 1. tea 

歌声喫茶 : ウィキペディア日本語版
歌声喫茶[うたごえきっさ]

歌声喫茶(うたごえきっさ)は、客全員が歌う(合唱)ことを想定した喫茶店である。1955年前後の東京など日本の都市部で流行し、1970年代までに衰退した。
== 概要 ==

リーダーの音頭のもと、店内の客が一緒に歌を歌うことを主目的としている。伴奏はピアノアコーディオンのほか、大きな店では生バンドも入っていた。歌われる歌はロシア民謡唱歌童謡労働歌反戦歌歌謡曲など。店が独自に編纂した歌集を見ながら歌うこともできる。
発祥については諸説あり、1950年(昭和25年)ごろ、東京・新宿の料理店が店内でロシア民謡を流していたところ、自然発生的に客が一緒に歌い出して盛り上がり、それが歌声喫茶の走りになった、また、当時公開されたソ連映画シベリア物語」に同様なシーンがあり、これに影響されたともいわれている〔歌声喫茶のころ 〕。
1955年(昭和30年)、東京・新宿に「カチューシャ」、「灯(ともしび)」がオープン。これをきっかけとして東京に歌声喫茶が続々と誕生する。労働運動学生運動の高まりとともに人々の連帯感を生む歌声喫茶の人気は上昇し、店内は毎日のように人であふれ、最盛期には日本全国で100軒を超える店があったという。また店の看板的存在であるリーダーの中からは、さとう宗幸上条恒彦のようにプロの歌手としてデビューした者もいた。
歌声喫茶はうたごえ運動という政治運動において大きな役割を果たしたが、それだけでなく、集団就職で単身東京に移住してきた青年たちの寂しさを紛らす心のよりどころでもあった。
1965年(昭和40年)頃をピークに、歌声喫茶のブームはうたごえ運動の退潮に連動して急速に衰退、その後の10年ほどでほとんどの店が閉店していった。
さらに、1970年代後半のカラオケスナック1980年代カラオケボックスの出現により、「人前で歌を歌える」需要の受け皿はそちらに移行した。歌声喫茶は一般の喫茶店やカラオケボックスとは異なり、客全員が合唱する形態のため、飲食物の注文が少なく客単価が低いという根源的な問題があったからである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「歌声喫茶」の詳細全文を読む




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