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有田秀穂 : ミニ英和和英辞書
有田秀穂[ありた ひでほ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [う, ゆう]
  1. (n,vs) possession 
: [た]
 【名詞】 1. rice field 
: [ほ]
 【名詞】 1. ear (of plant) 2. head (of plant) 

有田秀穂 : ウィキペディア日本語版
有田秀穂[ありた ひでほ]

有田 秀穂(ありた ひでほ、1948年1月28日 - )は日本の脳生理学者、医師。専門領域は呼吸の脳神経学、セロトニン神経の機能と活性法、坐禅の科学。「セロトニン」が心身の元気とハピネスに関係する脳内物質であることを研究し、それを世間に広める仕事をしている。東邦大学医学部名誉教授。セロトニンDOJO 代表。
== 経歴 ==
東京都三鷹市出身、東京都立小石川高等学校卒業。東京大学医学部在学中に、『潜り人、92歳。』の著者である大崎映晋にダイビングを習い、東大海洋研究会を設立し、初代会長となった。大学闘争のために1年間休講となり、テントを持って「放浪の素潜り旅」を行い、小笠原や沖縄をはじめ、佐渡島、舳倉島、能登半島、隠岐の島、室戸岬、串本、伊豆半島、伊豆諸島などを巡った。この生活が、その後の生き方や研究の原点になった。
1974年、海洋開発研究機構JAMSTEC(旧海洋科学技術センター)による国家プロジェクト「シードラゴン計画」(300メートル深海潜水医学実験)に医学研究者として参加、プロダイバーと共に31気圧環境を体験した。〔(深海潜水実験の論文として)"Arita H,Lin.Y.C,Sudoh.M,Kuwahira.I,et.al:SeadragonⅥ:a 7-day saturation dive at 31 ATA."Undersea Biomedical Research,1987;14:425-436〕
1976年、潜水医学実験で知己を得た東海大学内科教授・山林一の誘いで、内科の助手となり、呼吸器学を専攻した。その間、東海大の望星丸(1,100トン)で船医としてハワイ航海、沖縄の僻地医療にも短期間従事した。
1980年、世界の潜水医学のメッカである米国ニューヨーク州立大学バッファロー校にフェローとして招かれ、2年半留学し、サイエンスを育む社会環境に触れた。それは、独創性とチャレンジ精神を尊び、創意工夫で自ら研究装置を制作し、首尾良く成就した暁には、年齢・キャリア・人種を問わず賞賛される社会であり、他方で、批判精神も旺盛で、それに耐えた本物だけが生き残る世界であった。呼吸の脳神経学で世界をリードする研究者達と交友関係を結んで帰国、1年後に新設の筑波大学基礎医学系から講師のオファーがあり、1984年に生理学に転向し、脳幹・呼吸中枢の神経学的研究で世界的に活躍した〔(呼吸の脳生理学者として世界で認められた最初の論文として)“Arita H, Kogo N, Koshiya: Morphological and physiological properties of caudal medullary expiratory neurons of the cat.” Brain Research 1987; 401: 258-266〕。
1990年、東邦大学医学部第一生理学の助教授となり、睡眠時無呼吸の実験研究を通じてセロトニンに出会った〔(セロトニンに最初に出会った論文として) “Arita H, Ochiishi M: Opposing effects of 5-hydroxytryptamine on two types of medullary inspiratory neurons with distinct firing patterns” Journal of Neurophysiology 1991; 66: 285-292〕。45歳の時に国際会議で訪問したマルセイユの港町で、「坐禅の心身に与える影響はセロトニン神経の働きで説明出来る」というアイデアが突然頭に溢れてきたという啓示的エピソードが語られている。2000年に主任教授になって研究チームを組織し、「坐禅の丹田呼吸法を脳科学で読み解くヒューマン実験」を本格的に開始、セロトニン神経が中心的役割を担う事を証明し、サイエンスの国際誌に掲載された〔(坐禅とセロトニンの関係を証明した論文として) “Yu X, Fumoto M, Nakatani Y, Sekiyama H, Seki Y, Sato-Suzuki I, Arita H: Activation of the anterior prefrontal cortex and serotonergic system 
is associated with improvements in mood and EEG changes induced 
by Zen meditation practice in novices” 
International Journal of Psychophysiology 2011; 80: 103-111〕。また、脳内セロトニンが性ホルモンやオキシトシン(授乳やスキンシップで活性化される)で影響を受けることも解明した〔(オキシトシンとセロトニンの論文)”Sekiyama H, Nakatani Y, Yu X, Seki Y, Sato-Suzuki I, Arita H:Increased blood serotonin concentrations are correlated with reduced tension/anxiety in healthy postpartum lactating women” Psychiatry Research 2013;209:560-565〕。
2013年、東邦大学名誉教授になり、それまでの医学研究を臨床応用すべく、御徒町駅前にセロトニンDojo を開設し、メンタルヘルスのセルフケアを指導し始めた。
2015年、日本ヒーリングリラクセーション協会の会長に就任。
その他、2000年より12年間、中外医学社の月刊誌「Clinical Neuroscience」の編集委員。日本自律神経学会理事、国際生命情報科学会(ISLIS)会長。
「坐禅の科学」を研究する脳生理学者として、著名な仏教関係者と対談:曹洞宗の元貫首で御誕生寺住職の板橋興宗禅師、臨済宗の住職で芥川賞作家の玄侑宗久、スリランカのテーラワーダ仏教のアルボムッレ・スマナサーラ高野山大学准教授の井上ウィマラと対談、著書として出版された。
月刊誌「Clinical Neuroscience」に生理学コラムを144回(12年間)連載、二冊の単行本「脳内物質のシステム神経生理学」、「人間性のニューロサイエンス」として出版された。
日本武道館発行の月刊「武道」に「脳を活性化する」のテーマで3年間連載、単行本として出版された。
呼吸に関連するあらゆる分野(医学・心理学・仏教・声楽・能・気功など)を網羅する「呼吸の事典」を監修した。
米国留学中に覚えたラケットボールを30年以上続け、関東大会シニアで3位入賞を2度果たした。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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