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新植民地主義 : ミニ英和和英辞書
新植民地主義[しんしょくみんちしゅぎ]
(n) neo-colonialism
===========================
: [しん]
  1. (n,n-suf,pref) new 
新植民地主義 : [しんしょくみんちしゅぎ]
 (n) neo-colonialism
植民 : [しょくみん]
  1. (n,vs) colonization 2. colonisation
植民地 : [しょくみんち]
 【名詞】 1. colony 
植民地主義 : [しょくみんちしゅぎ]
 (n) colonialism
: [たみ]
 【名詞】 1. nation 2. people 
: [ち]
  1. (n,n-suf) earth 
: [ぬし, おも]
 【名詞】 1. owner 2. master 3. lover 4. god 
主義 : [しゅぎ]
 【名詞】 1. doctrine 2. rule 3. principle 
: [ぎ]
 【名詞】 1. justice 2. righteousness 3. morality 4. honour 5. honor 
新植民地主義 : ウィキペディア日本語版
新植民地主義[しんしょくみんちしゅぎ]


新植民地主義(しんしょくみんちしゅぎ、Neocolonialism)とは、ポストコロニアル批評において発展途上国の様態を形容する際用いられる用語。嘗ての宗主国が築き上げた現存するあるいは過去の国際的な経済協定が、第二次世界大戦後に発生した脱植民地化を経てもなお、独立国に対しその支配を維持するべく利用されている(又はされていた)とする。
「新植民地主義」の語は今日における「現実の」植民地主義国連決議違反してまで外国領土とその国民を統治する国家が存在する〔United Nations General Assembly Resolutions 1514 and 1541 〕)及び旧植民地で展開されている資本主義的事業の双方を批判の射程に入れることが多い。とりわけ多国籍企業が発展途上国の資源を搾取する構図を強調し、この経済支配が16世紀から20世紀にかけてのヨーロッパの植民地主義を髣髴とさせるとの批判がある。広義では大国による小国への内政干渉(特に現代ラテンアメリカ)を指し、帝国主義時代の列強諸国にも似た大国の行動そのものが一種の「経済的帝国主義」と重なることを示唆する。
== 起源と実態 ==

第二次世界大戦が終結し植民地において勃興した独立運動を経て、軒並み脱植民地化を達成した直後のアフリカで用いられたのが始まり。独立後も自国が旧宗主国やその他先進国による、新手の植民地主義に従属しているのではとの懸念が一部指導者らの間で存在し、中でも独立間も無いガーナ1957年に指導者となったクワメ・エンクルマは、「新植民地主義」の語を用いた人物の1人として知られる。
古典的な定義はエンクルマが著した『帝国主義の最終段階としての新植民地主義』(1965年)〔Ali Mazrui; Willy Mutunga, ed. Debating the African Condition: Governance and leadership. Africa World Press, 2003 ISBN 159221147X pp.19-20, 69.〕に詳述されているが、本書は19世紀の帝国主義が資本主義制度の要求に基づくとするレーニン帝国主義論1916年)を下敷きとするものである〔Vladimir Ilyich Lenin. Imperialism, the Highest Stage of Capitalism . ''transcribed from'' Lenin’s Selected Works, Progress Publishers, 1963, Moscow, Volume 1, pp. 667–766.〕。エンクルマはその中で「帝国主義の主な先兵たる植民地主義に代わり、我々は今や新植民地主義の只中にいる。(中略)新植民地主義は植民地主義と同様、資本主義国家における社会的矛盾を輸出する試み」とした上で、次のように述べている〔From the Introduction. Kwame Nkrumah. Neo-Colonialism, The Last Stage of Imperialism . First Published: Thomas Nelson & Sons, Ltd., London (1965). Published in the USA by International Publishers Co., Inc., (1966);〕。

新植民地主義とは結局のところ、外国資本が発展途上地域の開発というより、搾取を目的に用いられるということに尽きる。新植民地主義下の投資により、先進国と非先進国との格差が縮まるどころか寧ろ拡大している。対新植民地主義闘争は非先進国から先進国の資本を締め出すのではなく、非先進国を貧困状態に陥れるべく利用される先進国のの力を食い止めるべく行わねばならぬ。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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