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新幹線大爆破 : ミニ英和和英辞書
新幹線大爆破[しんかんせんだいばくは]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [しん]
  1. (n,n-suf,pref) new 
新幹線 : [しんかんせん]
 【名詞】 1. bullet train (very high speed) 2. Shinkansen 
: [みき]
 【名詞】 1. (tree) trunk 2. (arrow) shaft 3. (tool) handle 4. backbone 5. base 
幹線 : [かんせん]
 【名詞】 1. main line 2. trunk line 
: [ばく]
  1. (int) exclamation 2. burst of laughter
爆破 : [ばくは]
  1. (n,vs) blast 2. explosion 3. blow up 

新幹線大爆破 : ウィキペディア日本語版
新幹線大爆破[しんかんせんだいばくは]

新幹線大爆破』(しんかんせんだいばくは、', ''Super Express 109'' )は、1975年日本映画オールスターキャストによるパニック映画で、日本よりも海外での評価が高い作品である。上映時間152分。, ''Super Express 109'' )は、1975年日本映画オールスターキャストによるパニック映画で、日本よりも海外での評価が高い作品である。上映時間152分。
== 概要 ==
企画は東映社長(当時)の岡田茂によるもの〔渡邊達人『私の東映30年』1991年、p160、161〕〔「新幹線大爆破にしかけたスリルのサスペンスについて」〈スタッフ座談会〉佐藤純弥・小野竜之助・高倉健・天尾完次・飯村雅彦・坂上順キネマ旬報』1975年7月上旬、夏の特別号、88 - 94頁。〕〔新幹線大爆破 - 午前十時の映画祭 - 映画.com 〕。この時期の東映は『仁義なき戦いシリーズ』『山口組三代目』など「実録やくざ路線」が大ヒットを記録
緊急追悼連載! 高倉健 「背中の残響」(19)日本のパニック映画を作れ 〕。さらに、『燃えよドラゴン』を鑑賞した岡田が「ブルース・リーを真似ろ」と作らせた、千葉真一主演の『殺人拳シリーズ』を筆頭の「カラテ映画」も好調でシリーズ化されていた〔〔。岡田は、この「カラテ映画」の成功を受けて大きな自信を付けていたといわれる〔。
1974年5月、岡田は当時の東映企画部長・天尾完次との打ち合わせで「実録路線」などの次なる素材を探していた〔〔が、この時岡田には「アメリカでヒットしているものが、間もなく日本でも受けるようになる。だから常にアメリカの動向を観察していなければならない」という考えがあった〔〔〔文革中国が輸入した「高倉健映画」 「文太」が蹴った『新幹線大爆破』、健さんは乗った…健さん・文太さん秘話(1/4ページ) 〕。当時のアメリカ映画は『大地震』『エアポート'75』『サブウェイ・パニック』『タワーリング・インフェルノ』など、いわゆるパニック映画が非常に受けており、「間もなく日本に輸入されてくるはず。それが『エクソシスト』などの後を受けて大当たりするはず」と予想していた〔〔〔〔佐藤純彌インタビュー『東映スピード・アクション浪漫アルバム』、46-51頁。〕〔しんゆり映画祭ゲストトーク2002「新幹線大爆破」 〕。
日本で製作するテーマとして「『日本にしかない題材の新幹線を選び、それを乗っ取る・爆発させる』というストーリーは日本だけでしか出来ず、外国に持っていっても遜色ないものが出来る」と考えたのが始まりだった〔〔〔〔坂上順インタビュー『東映スピード・アクション浪漫アルバム』、62-67頁。〕。当初予定していたタイトルは『新幹線爆破魔を追え』であったが〔『週刊サンケイ』1975年2月20日号、p28、『週刊朝日』1975年2月14日号、p37〕〔「邦画新作情報」東映がパニック映画を、『キネマ旬報』1975年3月下旬号、169 - 171頁。〕、岡田の「『新幹線大爆破』だろ」の“鶴の一声”で変更〔。岡田も「実録ものの一バリエーションとして、企画の幅を広げる意味でも是非実現し成功させたい」と張り切り〔、東映の館主や関係者も「これは当たる」「東映カラーを打ち破る手がかりになる」などと評判が良く、マスメディアからの反響も大きく「本作が成功すれば路線変更」という声も上がった〔。
物語の肝は“新幹線が時速80キロを下回ると爆発する”という状況下の中で繰り広げられる、犯人と国家との攻防劇である。新幹線に爆弾を仕掛けた犯人、危機の回避に全力を尽くす日本国有鉄道(国鉄)サイド、わずかな糸口を頼りにその正体を追いかけ、徐々に犯人グループを追い詰めていく警察、パニックを起こす乗客の姿で主に構成されている。犯人側の人生背景にも大きくスポットが当てられており、町の零細工場の経営に失敗した男・過激派くずれ・集団就職で都会に来た沖縄出身の青年がなぜ犯行に至ったのか、日本の高度経済成長時代への批判を暗示しつつ明らかにされていく〔〔松田政男「今号の問題作批評」佐藤純弥監督の「新幹線大爆破」 〈堕ちたヒーロー〉が甦る時代 『キネマ旬報』1975年8月下旬号、142 - 143頁。〕。犯人側にもドラマを与え感情移入を狙った演出も相まって、単なるパニックムービーとして括れないことが高評価に繋がっている〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「新幹線大爆破」の詳細全文を読む




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