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振りこめ詐欺 : ミニ英和和英辞書
振りこめ詐欺[ぶり]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

振り : [ぶり]
  1. (suf) style 2. manner 
詐欺 : [さぎ]
 【名詞】 1. fraud 2. swindle 3. graft 

振りこめ詐欺 ( リダイレクト:振り込め詐欺 ) : ウィキペディア日本語版
振り込め詐欺[ふりこめさぎ]

振り込め詐欺(ふりこめさぎ)は、電話はがきなどの文書などで相手をだまし、金銭の振り込みを要求する犯罪行為。詐欺事件の総称として2004年に警察庁が命名した。面識のない不特定多数の者に対し、電話その他の通信手段を用いて、対面することなく被害者をだまし、被害者に現金などを交付させたりする特殊詐欺の一種。
2004年11月までは、“オレオレ詐欺”〔NHKアーカイブス 〕と呼ばれていたが、手口の多様化で名称と実態が合わなくなったため、特殊詐欺の内の四つの型(成りすまし詐欺、架空請求詐欺融資保証金詐欺還付金詐欺)を総称して、2004年12月9日に、警察庁によって統一名称として「振り込め詐欺」と呼ぶことが決定された〔『総称は「振り込め詐欺」 実態に即し 警察庁決定 今年被害220億円に』 - 毎日新聞 2004年12月10日 31面〕。
== 概要 ==
当初から長年、“振り込み詐欺”と言われたが、「振り込み」では納得して自ら振り込みをする意味合いとなるため、あくまで「振り込め」と人から言われている、騙されていないかとなど、どの時点でも注意や再考を喚起するようにと「振り込め詐欺」へと統一を図った経緯がある〔『「振り込め詐欺」警察庁命名 「オレオレ」多様化 被害222億円警戒呼びかけ』 - 朝日新聞 2004年12月10日 3面〕。
また全国的な改称に先がけて2004年9月、“なりすまし詐欺”に広島県警で独自に改称〔『「おれおれ」だけじゃない なりすまし詐欺 広島県警が独自に改称 被害防止へ情報発信』 - 中国新聞 2004年9月15日 26面〕。振り込め詐欺に改称後も併用している〔振り込め詐欺〜なりすまし詐欺を見破る - 広島県ホームページ〕。
2009年時点では金銭授受の方法が振込だけではなく、宅配便や郵便で私設私書箱へ送付させる〔このような手法では詐欺グループは配送記録が残らないようにさせている事例が殆どである。しかし、現金書留以外で現金を郵便で郵送することは郵便法第17条違反であり、発覚した場合は同法第40条の規定により郵便物が差出人に戻され、同法第84条第1項が適応されて、不法に郵便に関する料金を免れた者に対して30万円以下の罰金刑が科せられる可能性がある。また、宅配便で現金を送ることは各事業者の約款で禁じられている。〕・バイク便業者や代理人が被害者の自宅近くや指定場所で受け取りに現れるなど多様化しているが、こうした詐欺行為も「振り込め詐欺」と同種のものとして注意が喚起されている〔
〕〔
〕。
2014年の被害総額は過去最悪の375億円〔「振り込め詐欺など最多559億円 14年、財産犯被害の半分」 2015/1/29 10:25 〕。これは2013年(平成25年)の被害総額170億7678万円(件数5383件)、2012年の112億円より大幅に増加している。これに対して2013年の検挙件数は1749件である〔〕。特殊詐欺の被害総額は2009年以降毎年増加しており、2014年には窃盗の被害総額の三倍以上となっている〔「振り込め詐欺など最多559億円 14年、財産犯被害の半分」 2015/1/29 10:25 〕。
2013年3月21日、振り込ませるケースが減少し再び実態に合わなくなったことで、警視庁は同年4月10日までの予定で新たな名称案を募集〔『「振り込め」犯行実態映さず 警視庁が新名称公募』 - 日本経済新聞 2013年3月22日 47ページ〕。4月9日時点で1万件以上の案が寄せられ〔『被害予防へ名案出るか 「振り込め詐欺」別の呼び方公募 変わる手口 1万件超す案届く』 - 日本経済新聞 2013年4月10日夕刊 15ページ〕、期間内に約14000件寄せられた〔振り込め詐欺:新名称 1万44104件の応募 - 毎日新聞 2013年4月16日〕。応募案で最多だったのは「なりすまし詐欺」だった〔。
5月12日に新名称が発表され、「母さん助けて詐欺」が最優秀、「ニセ電話詐欺」・「親心利用詐欺」が優秀作品として選出され、この3作品は主に広報において振り込め詐欺と併用される〔最優秀は「母さん助けて詐欺」振り込め新名称で警視庁 - 産経新聞 2013年5月12日〕〔振り込め詐欺に新名称「母さん助けて詐欺」警視庁 - 日本経済新聞 2013年5月12日〕。しかし、最優秀の「母さん助けて詐欺」は被害者が父親であるケースもあるなど実態にそぐわず、また本来の詐欺行為の定義を狭めてしまうことが発表当初より指摘され、選出の理由が疑問視されていた。実際に静岡県警では実態とそぐわないなどの理由から、新名称「母さん助けて詐欺」を使用せず〔新名称「母さん助けて詐欺」県内にはそぐわず - 中日新聞 2013年5月14日〕、分かりやすくインパクトのある名前として、福岡県警と茨城県警は「ニセ電話詐欺」を〔ニセ電話詐欺:インパクトある総称に変更 茨城県警 毎日新聞 2014年7月1日〕、鹿児島県警では「うそ電話詐欺」を〔特殊詐欺の新名称、鹿児島は「うそ電話詐欺」に 読売新聞 2014年3月7日〕、千葉県警では「電話de詐欺」を〔STOP! 電話de詐欺(振り込め詐欺広報用新名称) 〕それぞれ採用している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「振り込め詐欺」の詳細全文を読む




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