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忠 : ウィキペディア日本語版
忠[ちゅう]

(ちゅう。英語:loyalty)とは、主君に対して裏表の無い態度を意味する概念。
儒教における重要な目の一つであり、君臣間において重要とされる徳目である。又、主君に尽くすという真心を「忠義」「忠誠」などという。
親によく従うことを意味する「」とは常に食い違いを来す概念だが、中国朝鮮では多くの場合、「忠」よりも「孝」が重要だと考えられた。一方で、近世日本においては朱子学伝来以後、逆に「孝」よりも「忠」の方が重要だと考えられ、武士道に影響を与える事になる。又、水戸学派の解釈では、「忠と孝は一つのもの(忠孝一合)」として、分離した解釈は行っていない。日本人(特に支配階級であった武家)は家(血族ではなく組織としてのイエ)の意識が中国人より高く、忠が孝につながるとした(君に忠を尽くさず、家を断絶されることは、孝につながらないとした意識)。これに対し、懐徳学派の武内義雄は否定し、「誠」が忠にも孝にも現れたと解釈する
日本外史』に記述された平重盛の「忠ならんと欲すれば孝ならず、孝ならんと欲すれば忠ならず」の言葉が武家の苦悩をよく示している。
文化大革命では、他の儒教的徳目が徹底的に排撃されたのに対し、「忠」は毛沢東への忠誠と解釈され、むしろ賛美された。「忠字舞」(忠の字踊り)が当時盛んに行われたことが有名。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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