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従属部 : ミニ英和和英辞書
従属部[じゅうぞく]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

従属 : [じゅうぞく]
  1. (n,vs) subordination 2. dependency 

従属部 ( リダイレクト:主要部 ) : ウィキペディア日本語版
主要部[しゅようぶ]

主要部(しゅようぶ、:''head'')は、言語学において、それを含む統語論的な性質・役割を決定する〔主要部に関する一般的な説明については、Miller (2011:41ff.) を参照。〕。主辞(しゅじ)とも。例えば、名詞を主要部とする句は名詞句形容詞を主要部とする句は形容詞句動詞を主要部とする句は動詞句として機能する。本項では、主要部と同様に複合語意味論的なカテゴリを決定する語幹についても述べる。
主要部以外の語は、依存文法では主要部に従属するという意味で従属部(''dependent(s)'')と総称される。一方、Xバー理論では、主要部を補う補部(''complement'')、修飾語が(''adjunct'')と呼ばれる。例えば、動詞句の場合、目的語などが補部、副詞句などが付加部である。
主要部を有する句や複合語は内心構造的(''endocentric'')、明確な主要部を持たない句や複合語(もし存在するならば)は外心構造的(''exocentric''、俗に''headless''とも)である。例えば、”文”(''sentence''、略して''S'')も句の一種だとすると、それに含まれる名詞や動詞などを主要部としていないため、外心構造的だと言える〔Xバー理論では、本来は語形変化活用時制などを担う要素として捉えられていた屈折詞(''inflection'')を主要部に据えた(''inflectional phrase''、略して''IP'')という概念を導入することにより、文も内心構造的であるという解釈を可能にした。つまり、SすなわちIPは、屈折詞を主要部とする屈折句だという考え方である。これにより、同じツリー構造を、最小の句から文全体までのあらゆる階層で適用できることになった。Xバー理論#文の構造および:en:Endocentric and exocentricも参照。〕。
主要部は、(''branching''、分岐とも)の方向性を確立するために不可欠な要素である。主要部先導型(''head-initial'')の句は右枝分かれ(''right-branching'')、主要部終端型(''head-final'')の句は左枝分かれになる。また、主要部の両側に枝が展開する句(''head-medial'')も存在する。
なお、主要部と従属部の区別は必ずしも容易ではない。学者により、主要部を識別するための厳密な条件が異なり、主要部の定義そのものについても細部にわたる討論が行われてきた〔Zwicky (1985, 1993) と Hudson (1987) のやり取りを参照。〕。'S'')も句の一種だとすると、それに含まれる名詞や動詞などを主要部としていないため、外心構造的だと言える〔Xバー理論では、本来は語形変化活用時制などを担う要素として捉えられていた屈折詞(''inflection'')を主要部に据えた(''inflectional phrase''、略して''IP'')という概念を導入することにより、文も内心構造的であるという解釈を可能にした。つまり、SすなわちIPは、屈折詞を主要部とする屈折句だという考え方である。これにより、同じツリー構造を、最小の句から文全体までのあらゆる階層で適用できることになった。Xバー理論#文の構造および:en:Endocentric and exocentricも参照。〕。
主要部は、(''branching''、分岐とも)の方向性を確立するために不可欠な要素である。主要部先導型(''head-initial'')の句は右枝分かれ(''right-branching'')、主要部終端型(''head-final'')の句は左枝分かれになる。また、主要部の両側に枝が展開する句(''head-medial'')も存在する。
なお、主要部と従属部の区別は必ずしも容易ではない。学者により、主要部を識別するための厳密な条件が異なり、主要部の定義そのものについても細部にわたる討論が行われてきた〔Zwicky (1985, 1993) と Hudson (1987) のやり取りを参照。〕。')も句の一種だとすると、それに含まれる名詞や動詞などを主要部としていないため、外心構造的だと言える〔Xバー理論では、本来は語形変化活用時制などを担う要素として捉えられていた屈折詞(''inflection'')を主要部に据えた(''inflectional phrase''、略して''IP'')という概念を導入することにより、文も内心構造的であるという解釈を可能にした。つまり、SすなわちIPは、屈折詞を主要部とする屈折句だという考え方である。これにより、同じツリー構造を、最小の句から文全体までのあらゆる階層で適用できることになった。Xバー理論#文の構造および:en:Endocentric and exocentricも参照。〕。
主要部は、(''branching''、分岐とも)の方向性を確立するために不可欠な要素である。主要部先導型(''head-initial'')の句は右枝分かれ(''right-branching'')、主要部終端型(''head-final'')の句は左枝分かれになる。また、主要部の両側に枝が展開する句(''head-medial'')も存在する。
なお、主要部と従属部の区別は必ずしも容易ではない。学者により、主要部を識別するための厳密な条件が異なり、主要部の定義そのものについても細部にわたる討論が行われてきた〔Zwicky (1985, 1993) と Hudson (1987) のやり取りを参照。〕。'IP'')という概念を導入することにより、文も内心構造的であるという解釈を可能にした。つまり、SすなわちIPは、屈折詞を主要部とする屈折句だという考え方である。これにより、同じツリー構造を、最小の句から文全体までのあらゆる階層で適用できることになった。Xバー理論#文の構造および:en:Endocentric and exocentricも参照。〕。
主要部は、(''branching''、分岐とも)の方向性を確立するために不可欠な要素である。主要部先導型(''head-initial'')の句は右枝分かれ(''right-branching'')、主要部終端型(''head-final'')の句は左枝分かれになる。また、主要部の両側に枝が展開する句(''head-medial'')も存在する。
なお、主要部と従属部の区別は必ずしも容易ではない。学者により、主要部を識別するための厳密な条件が異なり、主要部の定義そのものについても細部にわたる討論が行われてきた〔Zwicky (1985, 1993) と Hudson (1987) のやり取りを参照。〕。')という概念を導入することにより、文も内心構造的であるという解釈を可能にした。つまり、SすなわちIPは、屈折詞を主要部とする屈折句だという考え方である。これにより、同じツリー構造を、最小の句から文全体までのあらゆる階層で適用できることになった。Xバー理論#文の構造および:en:Endocentric and exocentricも参照。〕。
主要部は、(''branching''、分岐とも)の方向性を確立するために不可欠な要素である。主要部先導型(''head-initial'')の句は右枝分かれ(''right-branching'')、主要部終端型(''head-final'')の句は左枝分かれになる。また、主要部の両側に枝が展開する句(''head-medial'')も存在する。
なお、主要部と従属部の区別は必ずしも容易ではない。学者により、主要部を識別するための厳密な条件が異なり、主要部の定義そのものについても細部にわたる討論が行われてきた〔Zwicky (1985, 1993) と Hudson (1987) のやり取りを参照。〕。
== 基本例 ==
ここでは、句と複合語それぞれの簡単な例を挙げる。
# big red dogs
# birdsong
1の''big red dogs''は、名詞''dogs''を主要部とする名詞句であり、形容詞bigまたはredを主要部とする形容詞句ではない。つまり、名詞''dogs''が''big red dogs''の句としての性質・役割を決めていることになる。bigredは主要部名詞を修飾する役割をつとめており、依存文法では従属部、Xバー理論では付加部(または付加詞)である。
''big red dogs''が名詞句かどうかを確認するには、それを1語の名詞または代名詞(''they''など)に置き換える構成素テストが利用できる〔ここでは、限定詞が不要な(またはゼロ限定詞が使われている)複数形の例を紹介。限定詞の有無については、英語の冠詞名詞句#限定詞なしの名詞句および名詞句#名詞句のツリー構造を参照。〕。
2の''birdsong''(鳥の鳴き声)は、bird(鳥)とsong(歌)という2つの名詞を組み合わせた複合名詞である。''birdsong''は鳥の一種ではなく、歌(鳴き声)の一種であるため、その主要部(語幹)は''song''だと判断できる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「主要部」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Head (linguistics) 」があります。




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