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安部磯雄襲撃事件 : ミニ英和和英辞書
安部磯雄襲撃事件[あべいそおしゅうげきじけん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [いそ]
 【名詞】 1. beach 2. shore 3. seashore 
: [おす]
 【名詞】 1. male (animal) 
襲撃 : [しゅうげき]
  1. (n,vs) attack 2. charge 3. raid 
: [こと]
 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience 
事件 : [じけん]
 【名詞】 1. event 2. affair 3. incident 4. case 5. plot 6. trouble 7. scandal 
: [くだん, けん]
 【名詞】 1. matter 2. case 3. item 

安部磯雄襲撃事件 : ウィキペディア日本語版
安部磯雄襲撃事件[あべいそおしゅうげきじけん]
安部磯雄襲撃事件(あべいそおしゅうげきじけん)とは、昭和13年(1938年)3月3日、愚連隊の首領・万年東一と、その配下3人(内富義之八重野勝雄山田勇吉)が、社会大衆党党首・安部磯雄を襲撃したテロ事件。万年東一らは、右翼団体風雲倶楽部主宰・千々波敬太郎と千々波敬太郎の配下・森精一から襲撃の指示を受けており、風雲倶楽部は警視総監安倍源基から襲撃依頼を受けていた。」〔出典は宮崎学『不逞者』幻冬舎<幻冬舎アウトロー文庫>、1999年、ISBN 4-87728-734-5〕。(以上 出典は宮崎学『不逞者』幻冬舎<幻冬舎アウトロー文庫>、1999年、ISBN 4-87728-734-5 但し、宮崎学の『不逞者』が史実に基づいて書かれているかは不明。安倍源基が襲撃を依頼したという事実は、他の文献には一切書いていない。)

==安部磯雄襲撃事件の背景==

昭和12年(1937年)12月、右翼団体風雲倶楽部主宰・千々波敬太郎と千々波敬太郎の配下・森精一は、愚連隊の首領・万年東一に、社会大衆党党首・安部磯雄と社会大衆党書記長・麻生久への暴行を教唆した。当時社会大衆党は、37人の国会議員を持ち、「革新運動」「新体制」を目指し、軍部や官僚の中堅を積極的に評価していた。「新官僚」「革新官僚」グループから支持を受けていた。
「13年度 社会大衆党活動報告書 附・党現勢一覧表」(出版者は社会大衆党出版部。出版年は1938年)において2頁目に記載された議会活動報告で事件に触れている。即ち、当該報告は我党の革新政策主張に反対する電力資本家の一部が反動勢力を利用して安部委員長を襲撃せしめたとの見解を述べている。3月3日は第73通常議会の開会中であり、第一次近衛内閣は戦時における計画経済を進めるための重要法案として国家総動員法、総称としての電力国家統制法案を上程していた。
襲撃理由は、「現在、日本は国家存亡の危機に立っており、挙国一致体制を構築しなければならない。社会大衆党は、第一次近衛文麿内閣に対して同調し、国家総動員法に対しても最初から賛成の態度を示している。しかし、これは偽装で、実際は、社会主義実現の企図を捨ててはいない。社会大衆党が、国家総動員法に賛成しているのは、総動員体制と翼賛体制を利用して、社会主義体制に転化させるためである。偽装転向の中心人物である社会大衆党党首・安部磯雄と同党書記長・麻生久に天誅を加えて、猛省を促し、社会主義思想を完全に捨てさせるためだった。
なお、千々波敬太郎は、警視総監安倍源基から、安部磯雄と麻生久の襲撃を依頼されていた。〔出典は宮崎学『不逞者』幻冬舎<幻冬舎アウトロー文庫>、1999年、ISBN 4-87728-734-5のP.70~P.71〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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