翻訳と辞書
Words near each other
・ 学生健康保険組合
・ 学生割引
・ 学生叢書
・ 学生団体
・ 学生団体ivote
・ 学生団体「選挙へGO!!」
・ 学生委員会
・ 学生定期券
・ 学生寮
・ 学生崩れ
学生帽
・ 学生平和賞
・ 学生弁論界
・ 学生才能発掘バラエティ 学生HEROES!
・ 学生援護会
・ 学生援護会ROCK BULL
・ 学生新聞
・ 学生時代
・ 学生時代 (久米正雄)
・ 学生服


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

学生帽 : ミニ英和和英辞書
学生帽[がくせいぼう]
(n) school cap
===========================
: [がく]
 【名詞】 1. learning 2. scholarship 3. erudition 4. knowledge 
学生 : [がくせい]
 【名詞】 1. student 
学生帽 : [がくせいぼう]
 (n) school cap
: [せい, なま]
  1. (adj-na,n,adj-no) (1) draft (beer) 2. draught 3. (2) raw 4. unprocessed 
学生帽 : ウィキペディア日本語版
学生帽[がくせいぼう]

学生帽(がくせいぼう)とは、学校に在籍する児童生徒学生が被る帽子で、通常は男子用のものを指す。省略形は学帽。その学校で定められている形式を意味する場合には制帽とも呼ばれる。なお、現代の小学生が通学などの際にかぶる黄色い帽子は、通学帽と呼ばれる。
== 歴史 ==

学生帽を最初に導入した例としては、開成学校が、1873年(明治6年)に制定したことが挙げられる〔『日本服制史』下、第11編 明治・大正・昭和、第24章 学生・生徒、第2節 初期洋式制服、p. 307〕。大学の角帽は東京大学(旧制)が1886年(明治19年)に定めたのが始まりと伝えられている〔封建教育から近代的教育へ、明治の大英断|学ぶスタイルの変遷|株式会社トンボ 〕。もっとも明治時代前期は、学校教育制度の試行錯誤が続いており、その過程で様々な制服・制帽が現れた。東京美術学校では、1889年闕腋袍よりなる、奈良時代の役人の服制を参考にしたという復古主義的な服装が考案され〔五浦美術文化研究所所蔵資料(主な作品) : 茨城大学所蔵学術文化資料【茨城大学】 〕、工部大学校では、船底形で庇のない、グレンガリー帽と呼ばれるスコットランド発祥の帽子が採用された〔旧工部大学校史料編纂会『旧工部大学校資料』虎之門会、1931年〕。
近代の初期で洋服が高価だった頃は、制帽を制服より先に定める学校が多く、生徒の格好は、着物と袴姿に洋式の学生帽を合わせるというのが多かった〔『日本服制史』下、第11編 明治・大正・昭和、第24章 学生・生徒、第2節 初期洋式制服、p. 320〕〔服装の移り変わり - 旧制鳥取県立第二中学校の写真。〕が、近代化の進展と共に洋服が普及するにつれて、学生帽と学生服は学生・生徒の象徴として定着していく。
なお、旧制の高等教育機関では、旧制高等学校大学予科が2条または3条の白線を巻いた丸帽、大学本科(学部)大学専門部旧制医学専門学校が角帽、旧制専門学校・一部の私立大学予科が黒蛇腹巻き丸帽をよく用いていた(法令などで決められていた訳ではなく、各校の規則で決まっていたが、概ね以上のように分かれていた)〔当時の各学校の要覧に記載された服装規定による。一部は近代デジタルライブラリーで閲覧可能。〕。
大正期以降にはソフト帽を制帽に指定した学校も登場した〔昭和医学専門学校の制服・制帽 - 昭和医学専門学校の学生の服装。〕が、第二次世界大戦太平洋戦争の激化により、物資の統制が厳しくなると、男子学生・生徒の服装は国民服戦闘帽というスタイルが終戦まで続いた〔『日本服制史』下、第11編 明治・大正・昭和、第24章 学生・生徒、第2節 初期洋式制服、p. 323〕。戦後、経済の復興によって学生服や学生帽も再び普及し、小学校から大学まで広く着用されていたが、社会人も含めた帽子着用の習慣が廃れるに伴い、校則等による定めのない学校、特に大学においては昭和40年代ごろから殆ど着用されなくなった。また、小学校では通学帽が広まったこと、高等学校中学校においては生徒の頭髪制服が自由化されていく中で徐々に廃れていったことなどの要因が重なり、現在では通学の際に着帽を義務付ける(=制定されている)学校は全国的にもごく少数のみとなっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「学生帽」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.