翻訳と辞書
Words near each other
・ 契約の分離性
・ 契約の可分性
・ 契約の箱
・ 契約プログラミング
・ 契約不履行
・ 契約体重
・ 契約制客室乗務員
・ 契約問題
・ 契約変更
・ 契約店長制
契約更改
・ 契約書
・ 契約期間
・ 契約本部
・ 契約法
・ 契約理論
・ 契約社員
・ 契約神学
・ 契約結婚
・ 契約締結上の過失


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

契約更改 : ミニ英和和英辞書
契約更改[けいやくこうかい]
(n) contract renewal
===========================
契約 : [けいやく]
  【名詞・動詞】 1. contract 2. compact 3. agreement 
契約更改 : [けいやくこうかい]
 (n) contract renewal
: [やく]
  1. (adv,n) approximately 2. about 3. some 
更改 : [こうかい]
  1. (n,vs) renewal 2. renovation 3. reform 
: [かい]
 (n-suf) revision
契約更改 : ウィキペディア日本語版
契約更改[けいやくこうかい]

契約更改(けいやくこうかい)は、プロスポーツ選手のチームや企業などとの所属契約が一定期間経過して切れる時に、改めて所属先と契約を交わすことをいう。一般にプロ野球プロレスに関して用いられる言葉である。なお、日常用語で用いられるプロ野球選手の「契約更改」といった契約の更新は民法上の更改とは概念が異なる。
== 日本のプロ野球の場合 ==
シーズン終了後に、所属球団と選手が今後の雇用契約に関して協議することを示す。同時に、契約の調印・保留といった内容を球団やマスコミを通じて公表する。また主力選手の場合は、契約に関して記者会見を行うのが通例となっている。選手は球団職員ではなく個人事業主となっており、球団と個人とで契約を行う。よって自ら確定申告を行わなければならない。
一軍選手の交渉は11月上旬頃から、主に球団事務所で行われる。大物と呼ばれる選手は年末近くになるが、事前の下交渉によって合意に至っている場合が多い。なお一軍に先立って行われる二軍選手はほとんど交渉の余地がなく、金額提示と署名捺印が流れ作業的に行われる。契約更改においては減額制限(元の年俸が1億円以下は25%、元の年俸が1億円を超える場合は40%)があり、減額制限以上の減俸を行う場合は戦力外通告と同じ期間内に選手の同意を得る必要がある。減額制限以上の減俸を提示して選手が同意しなかった場合、球団は選手に対する保有権を放棄しなければならず、選手は自由契約となってどの球団とも自由に契約を締結することができる。
交渉には球団側から代表等の他に査定係が出席し、選手側は代理人を立てる場合がある(代理人交渉制度)。査定係は全試合における選手の働きをポイント化して年俸に反映させていることから「科学的な査定」といわれる。ポイントは出場試合数やイニング数、送りバントやリリーフの成否などあらゆる範囲に及び、また試合の勝敗によっても増減される。
契約年数は1年とは限らず、球団は選手の残留目的で、選手は成績にかかわらず一定の年俸が保証されることから複数年契約を結ぶ場合がある。また一定以上の成績を残した場合に年俸を上積みするインセンティブ(出来高払い)契約を結ぶケースもある。
契約更改後、取り交わされた契約の内容をマスコミや記者会見より公表するのが通例となっている。公表される年俸は推定金額だが大きく外れることは少なく、実額と同じであることも多いという。しかし記者会見場で選手より契約内容や年俸金額が公表される場合がある。なお、プロ野球以外のスポーツ選手においては、マスコミへの契約内容の公表や、契約に関する記者会見を行うことはほとんど無い。
提示された金額に納得がいかず、その金額を保留する選手も見受けられる。2回目以降の交渉になると、保留した金額より若干上積みされていることが多いという。また、これを巡って選手が法的措置に乗り出す例もある。近年は保留する理由として、交渉時の球団関係者の態度を挙げる選手もいる。過去には以下のような実例もあった。
* 交渉中に携帯電話を鳴らされた(赤田将吾
* あくびをされた(関本健太郎
* 他の選手に年俸をバラされた(里崎智也
* 決められた交渉日程を急遽変更した
この他に、契約更改の場にも関わらず印章持参を忘れてしまい保留した選手もいる。
契約更改に至らない場合は年俸調停委員会に調停を申請することができる(参稼報酬調停)。委員会の決定は変更することができず、選手が契約を拒否した場合は任意引退扱いとなる。その場合、元の球団が保有権を有するため、他球団と契約することはできない。アルフォンソ・ソリアーノは、広島東洋カープとの年俸調停の決定を拒否したため任意引退となったが、その後ニューヨーク・ヤンキースがソリアーノの保有権を310万ドルで広島から購入して契約した。
2月1日までに契約更改ができない場合は自費での春季キャンプ参加を強いられるが、自費分は契約成立後に返還されることがある〔虎・久保は自費キャンプ、交渉まとまらず サンスポ 2011年2月1日〕。
また1990年代に入ってから代理人交渉や複数年契約など旧来では考えられなかったような仕組みが選手側の要望によって誕生している。
契約更改は冬場に行われるため、スポーツ紙では時期になぞらえて極度の減額を「厳冬」、増額や少量の減額を「暖冬」と表現することがある〔中日・ドアラも厳冬更改…食パン750グラムでサイン サンスポ 2013年12月18日〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「契約更改」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.