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太政官札 : ミニ英和和英辞書
太政官札[だじょうかんさつ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [せい, まつりごと]
 【名詞】 1. rule 2. government 
: [かん]
 【名詞】 1. government service 2. the bureaucracy
: [ふだ]
 【名詞】 1. (1) token 2. label 3. (2) ticket 4. card 5. (3) charm 6. talisman 

太政官札 : ウィキペディア日本語版
太政官札[だじょうかんさつ]

太政官札(だじょうかんさつ)は、明治政府によって慶応4年5月から明治2年5月まで発行された政府紙幣不換紙幣)。金札とも呼ばれた。日本初の全国通用紙幣〔収蔵品ギャラリー>太政官札(だじょうかんさつ) お札と切手の博物館サイト)〕である。通貨単位は江戸時代に引き続いてのままであった。1879年明治12年)11月までに新紙幣や公債証券と交換、回収されるまで流通した。
==概要==
明治政府は戊辰戦争に多額の費用を要し、殖産興業の資金が不足したので、参与兼会計事務掛三岡八郎(のちの由利公正)の建議によって慶応4年5月15日(1868年7月4日)の布告により、「通用期限は13年間」との期限を決めて太政官札を発行した。総額4,897万3,973両1分3朱製造されたが、実際に発行されたのは4,800万両であり、97万3,973両1分3朱は発行させずに焼却した。
当初、国民は紙幣に不慣れであったこと、また政府の信用が強固では無かった為、流通は困難をきわめ、太政官札100両を以て金貨40両に交換するほどであった。このため政府は、太政官札を額面以下で正貨と交換することを禁止したり、租税および諸上納に太政官札を使うように命じたり、諸藩に石高貸付を命じるなどの方法を講じた。これらの政策や二分金の贋物が多かった事などから、信用が増加したために流通するようになったが、今度は太政官札の偽札が流通し始め、真贋の区別が難しくなったため、流通は再び滞るようになった。
政府は明治2年5月28日の布告で、太政官札の発行を3,250万両に限定し、さらに通用期限を5年間に短縮し、もし期限にいたって交換未済のものがあるときはこれに対し1年で6%の利子を交付することを約束した。
政府は1871年明治4年)、新貨条例を制定した。通貨単位を「両」から「圓(円)」に切り替えて本位貨幣金貨とし、金本位制度を採用することにした。その際に旧1両を新1円とする事を定めている。
政府は1872年明治5年)8月、1873年(明治6年)3月・7月の布告により、金札交換公債證券(記名證書、1,000円、500円、100円、50円の4種。利札證書、500円、100円、50円の3種)に換えて回収する方針をとったが、これによって公債証券に換えられたのはごくわずかで、大部分は新紙幣である明治通宝との交換であった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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