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夢咲トンネル（ゆめさきトンネル）は、大阪府大阪市此花区の大阪北港地区にある人工島「夢洲」と住之江区の大阪南港地区にある人工島「咲洲」を結ぶ延長約2,138m（海底部は806m）の沈埋トンネルである。以前は大阪港夢洲トンネルと通称されていたが、2007年12月に一般公募による名称募集をし「夢咲トンネル」とする事が決定した。 国と市によって事業が進められており、2009年8月1日17:00に開通した。総事業費は約1,060億円（道路部のみ）〔夢咲トンネル開通のお知らせ 大阪市 港湾局〕。 危険物積載車両、小型二輪車（第二種原動機付自転車）、原付（第一種原動機付自転車）、自転車、軽車両、歩行者は、通行禁止である。 == 概要 == 元来、夢咲トンネルは2008年の大阪オリンピック招致の為のインフラ整備の一つとして2000年に着工したものであったが、2001年のIOCモスクワ大会で落選が決定（開催地は北京）した後も工事は継続された。 現在は世界的な競争に打ち勝つ事の出来るコスト・サービスの実現を目指す為の「構造改革モデル港湾」として、2004年7月に大阪港を含む阪神港がスーパー中枢港湾に指定され港内で高規格コンテナターミナルの整備が進められている中で、夢咲トンネルによる輸送時間短縮など大阪港の国際競争力強化に大きな役割を果たす事が想定されている。 このトンネルは、大阪港で開発が進められている咲洲・夢洲・舞洲の3人工島のうち、咲洲と夢洲を結ぶ新たな臨海交通を担っており、既に共用されている夢舞大橋や大阪港咲洲トンネルと共に臨海部での道路ネットワークの要となる。現状で咲洲・夢洲間の最短経路は阪神高速4号湾岸線（約11km・所要時間約20分）であるが、トンネル供用により移動距離約5kmになり、所要時間も10分弱となる見込み〔。これにより輸送コストの縮減が図られる他、災害時の安定的な物流ルート確保という役割を担っている。また、阪神港の中核となる夢洲コンテナターミナルへのアクセス路ともなる。 トンネルには、第4種第1級で設計速度60km/hの往復分離式片側2車線道路（道路幅員3.25m+路肩0.5m）が整備され、また、開業時期は未定であるが、大阪港トランスポートシステムが計画中の鉄道路線である北港テクノポート線も通る予定である。なお、道路部と避難路との連絡を考慮し、両端に道路、中央に鉄道を配置している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「夢咲トンネル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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