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大包平 : ミニ英和和英辞書
大包平[おおかねひら]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [たいら, ひら]
 【名詞】 1. the broad 2. the flat 3. palm

大包平 : ウィキペディア日本語版
大包平[おおかねひら]
大包平(おおかねひら)は、平安時代古備前派の刀工包平作の日本刀太刀)。国宝に指定されている。
現存する全ての日本刀中の最高傑作として知られ〔国宝だけで34点 日本の刀剣や甲冑など展示 NYの美術館 ,MSN産経ニュース,2009年10月24日閲覧〕、童子切安綱と並び称されて「日本刀の東西の両横綱」と例えられることもある。東京国立博物館所蔵。
国宝指定名称は「太刀 銘備前国包平作(名物大包平)たち めいびぜんのくにかねひらさく(めいぶつおおかねひら)」。
== 作風 ==
刃長89.2cm、反り3.5cm、元幅3.7cm。古備前派の刀工・包平は通常「包平」二字銘を切るが、この大包平は「備前国包平作」と長銘(ながめい)に切る点が珍しい。造り込みは鎬造(しのぎづくり)、庵棟(いおりむね)。刀身は幅広く、重ね(刀身の厚み)薄く、腰反り高く、切先は猪首(いくび)となる。地鉄は小板目肌が約(つ)み、地沸(じにえ)つき、地景(ちけい)しきりに入り、淡く乱れ映り立つ。刃文は小乱を主体に小丁子、互の目(ぐのめ)まじり、足・葉(よう)入り、小沸つき、匂口深く冴える。帽子は乱れ込んで浅く返り、二重刃ごころがある。彫物は表裏に棒樋(ぼうひ)を掻き流す。茎(なかご)は生ぶ。先は栗尻。鑢目(やすりめ)は勝手下り。目釘孔は2つだが、茎尻近くに三番目の目釘孔らしき刃側に欠けこんだ大きな窪みがある。制作年代は平安時代末期、12世紀頃とされている。〔作風解説は以下の文献による。
* 特別展図録『日本国宝展』、京都国立博物館、1976
* 特別展図録『御在位60年記念 日本美術名宝展』、東京国立博物館・京都国立博物館、1986
* 『ブック・オブ・ブックス 日本の美術42 甲冑と刀剣』、小学館、1976(解説は佐藤寒山)
* 『週刊朝日百科 日本の国宝 45』、朝日新聞社、1997(解説は小笠原信夫)
* 特別展図録『日本のかたな』、東京国立博物館、1997〕
通常、これだけの長寸で大身の太刀となると、重量は2kgを超える相当に重いものとなるのが普通だが、大包平の重量は1.35kgと非常に軽量なものとなっている。これは同寸の太刀に比べて重ねが薄いためで、長寸であり尚且つ重ねの薄い造りを両立させていることは、作刀技術の高さを実証するものとして高く評価されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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