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因縁 : ミニ英和和英辞書
因縁[いんねん]
【名詞】 1. (1) fate 2. destiny 3. (2) connection 4. origin 5. (3) pretext 
===========================
: [いん]
 【名詞】 1. cause 2. factor 
因縁 : [いんねん]
 【名詞】 1. (1) fate 2. destiny 3. (2) connection 4. origin 5. (3) pretext 
: [よすが, えん]
 (n) a means of living, limbus, margin
因縁 : ウィキペディア日本語版
因縁[いんねん]
因縁(いんねん)
# きっかけ・動機・契機などの意味。
# 由来や来歴の意味。縁起と同様に用いる。
# 関係、ゆかりのこと。
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==仏教の解釈==

仏教における因縁の意味。因と縁のこと。因とは、結果を生ぜしめる内的な直接原因のこと。縁とは外から因を助ける間接原因(条件)のこと。一切のものは、因縁によって生滅するとされる。因縁(サンスクリット:hetu-pratyaya)『新・佛教辞典』中村元監修 誠信書房 参照
初期の仏教では因(hetu)も縁(pratyaya)も、ともに原因を意味する言葉であり、後に区分が生じて因を原因、縁を条件、とみなした。
仏教では、修行による成仏を前提としており、
*宿作因説 - 因や果を固定したり、創造神の力を因としたり、外在的・宿命的な力を因とする説
*無因有果説 - 因なく最初から果があったとする宿命論的な主張
*無因縁説 - 原因は有り得ないという説
に対してきびしい批判を行った。
ことに龍樹は、『中論』観因縁品で、無自性の立場からこれらの外部の説と、説一切有部の四縁六因説を批判し、四諦品で因縁によって生じる諸法は空であり、条件が変われば、変化すると説いている。
因縁とは存在の相依性をいう。すべての事象はそれ自体、孤立して存在するのではなく、相互に依存して存在しているということである。
釈迦の教説の根本であるところの「四諦の法門」を一言でいうと「因縁」となる。
*これありてこれあり
*これ生じるがゆえにこれ生じ
*これなければこれなく
*これ滅すればこれ滅す
という存在理論であり、「苦諦・集諦・滅諦・道諦」(略して苦集滅道の四諦)という。
またこれは、違う表現をすれば『法華経方便品に説かれる諸法実相、つまり相・性・体・力・作・因・縁・果・報・本末究竟等という、十如是になるとも説かれる。
これは存在をあらわし、
#どのようなものでも存在するかぎり、相(形)がある
#相には、性(本質)がある
#相・性には、体(体質)がある
#相・性・体には、力(能力)がある
#相・性・体・力には、作(作用)がある
#相・性・体・力・作には、因(直接的な原因)がある
#相・性・体・力・作には、縁(間接的な原因)もある
#相・性・体・力・作・因には、果(因に対する結果)がある
#相・性・体・力・作・縁には、報(縁に対する結果)がある
#相・性・体・力・作・因・縁・果・報には、本末究竟等(本の相から末の報までが究極的に無差別で等しく関連している)がある
なお、十如是は鳩摩羅什訳出の漢文『法華経』のみで、サンスクリット語原典や竺法護訳『正法華経』、闍那崛多・達磨笈多共訳『添品妙法蓮華経』にはない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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因縁 : 部分一致検索
因縁 [ いんねん ]

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