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吸盤 : ウィキペディア日本語版
吸盤[きゅうばん]

吸盤(きゅうばん)とは、ゴム合成樹脂などの可撓性を利用して平滑面に吸着して内部を真空に近い状態にし気圧水圧などの圧力の差を利用して物に吸着する器具・部品〔意匠分類定義カード(M3) 特許庁〕。吸着盤ともいう〔。接着剤などと異なり一時的な接着を目的とすることが多い。また、吸着するための動物の器官。
== 器具・部品 ==
器具・部品の場合、可撓性のあるゴムプラスチックでできており皿のような形状をしている。対象物に皿を伏せるような向きで押しつけ、本体をくぼませることで吸盤と対象物との間の空気が抜ける一方、吸盤の弾性により元の形状に戻ろうとする。そのため内部は気圧の低い状態(理想的には真空)になり、外の大気圧との差が生じて皿が対象物に張り付くことになる。弾性に頼らずにレバーなどで動作させる方式のものもある。水中では水圧が気圧と同様な役割を持つので、水中でも作用する。
空気漏れを防ぐために吸盤自身の吸着面と対象物は平滑である必要がある。対象物で金属面やプラスチック、タイルの面はその点で吸盤向けである。吸着力は基本的に吸盤の面積に比例する。
垂直面に吸盤を付着させて物を吊り下げる場合、あまり大きな荷重には耐えられないものの、ピン、あるいは接着剤と異なり、後を汚さないこと、何度でも着け外しが簡単なことが利点である。ただし、接着にあたり接着面及び吸盤に付着する油脂やゴミはその接着力の大きな妨げになるため、事前に脱脂をすることで接着強度を高めることができる。また、自動車のフロントガラスなどに使用する場合、その吸盤の形状から収れん火災を起こす可能性もある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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