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合奏協奏曲 : ミニ英和和英辞書
合奏協奏曲[がっそうきょうそうきょく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ごう]
 【名詞】 1. go (approx. 0.18l or 0.33m) 
合奏 : [がっそう]
  1. (n,vs) concert 2. ensemble 
: [きょう]
  1. (n-suf,n-pref) cooperation 
協奏曲 : [きょうそうきょく]
 【名詞】 1. concerto 
奏曲 : [そうきょく]
 (n) (abbr) sonata
: [きょく, くせ]
 【名詞】 1. a habit (often a bad habit, i.e. vice) 2. peculiarity

合奏協奏曲 : ウィキペディア日本語版
合奏協奏曲[がっそうきょうそうきょく]

合奏協奏曲(がっそうきょうそうきょく、コンチェルト・グロッソ — )は、バロック時代に用いられた音楽形式の一つである。合奏が、独奏楽器群(コンチェルティーノ concertino)とオーケストラの総奏(リピエーノ ripieno — コンチェルト・グロッソとも呼ぶ)に分かれ、2群が交代しながら演奏する楽曲のことである。通常は4 - 6楽章によって構成されている。
== 歴史 ==
この形式は、恐らく1680年頃にストラデッラによって開発された。彼は「コンチェルト・グロッソ」という単語こそ使わなかったが、いわゆる「コンチェルティーノ」と「リピエーノ」を個性的に組み合わせた音楽を初めて書いたとされる。最初の有名な合奏協奏曲の作曲家は、ストラデッラの友人のコレッリである〔服部 p.57〕。コレッリの死後、彼の作曲した12の合奏協奏曲(個々の楽章は、彼の遺作の中からばらばらに選ばれたようである)が出版され、すぐにヨーロッパ中に広まった。彼の作品は多くの人々により賞賛され、また模倣された。ジェミニアーニトレッリはコレッリのスタイルで多くのコンチェルトを書き、またヴィヴァルディもコレッリから強い影響を受けた。
コレッリの時代には、大きく異なる2つの合奏協奏曲の様式があり、それぞれ重要であった。教会コンチェルト(''concerto da chiesa'')と 室内コンチェルト(''concerto da camera'')である。前者はより公的な場で演奏され、形式的には遅い(ラルゴもしくはアダージョ)楽章と早い(アレグロ)楽章の繰り返しにより構成されている。後者は、組曲に近い性格を持っており、前奏曲による導入部と、当時流行していたいくつかの舞曲から構成されている。これらの区別は、のちには曖昧になっていった。
コレッリのもっとも有名なコンチェルトは、クリスマス協奏曲と呼ばれる8番 ト短調であろう。この曲は烈しいアレグロと、通常はクリスマスイヴにのみ演奏されるべき任意のパストラーレで閉じられる。しかしこのパストラーレは大変に人気があるため、時節に関わらず演奏されることがある。
コレッリのコンチェルティーノは2本のヴァイオリンと1本のチェロによって構成される。リピエーノは弦楽アンサンブルが担当し、両者はともに通奏低音によって伴奏される。コレッリの時代、特に教会コンチェルトの場合には、オルガンリュートが通奏低音として用いられていたと考えられているが、現在においてはチェンバロのみを使用することも多い。(詳しくは通奏低音の項を参照)
合奏協奏曲を作曲した有名な作曲家としては、リピエーノを拡大して管楽器を追加したヘンデルがいる。また、J.S.バッハブランデンブルク協奏曲を大まかに合奏協奏曲の形式に沿って作曲している。特に、第2番はリコーダーオーボエトランペット、そして独奏ヴァイオリンによるコンチェルティーノを持っている。
合奏協奏曲の形式は、バロック音楽に影響を受けた20世紀の作曲家(ヴォーン・ウィリアムズブロッホマルティヌーオルウィンシュニトケグラスなど)によって限定的にではあるが使われている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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