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可変ノズルターボ : ミニ英和和英辞書
可変ノズルターボ[かへんのずるたーぼ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [か]
  1. (n,n-suf) passable 
可変 : [かへん]
  1. (adj-na,n) variable 2. changeable 3. convertible 4. controllable
: [へん]
  1. (adj-na,n) change 2. incident 3. disturbance 4. strange 5. flat (music) 6. odd 7. peculiar 8. suspicious-looking 9. queer 10. eccentric 1 1. funny 1
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

可変ノズルターボ : ウィキペディア日本語版
可変ノズルターボ[かへんのずるたーぼ]

可変ノズルターボ(かへんノズルターボ、Variable Nozzle Turbo: VNT)とは、ターボチャージャーの一種で、エンジンの回転数に応じて排気タービンハウジング内の排気ガス通路面積を変化させることで、排気タービンブレードへの排気ガスの流速を制御し、過給効果を高めるものである。近年は排気側だけでなくコンプレッサー(吸気)側の空気の流量を制御できるVG(Variable Geometry)/VD(Variable Diffuser)ターボチャージャーも開発されている。
なおメーカーによって複数の名称や商標がある。
* 可変ノズルターボ(Variable Nozzle Turbo: VNT):ハネウェルおよびギャレットの商標名。トヨタ自動車日野自動車における名称。
* 可変容量ターボ・VGターボ(Variable Geometry Turbo: VGT):カミンズ・ターボテクノロジーシステム(旧ホルセット)、三菱重工業三菱自工三菱ふそう)、ヒュンダイにおける名称。ボルグワーナーとボッシュ・マーレ・ターボシステムズでは可変タービンジオメトリーからVTGとも略される。
* 可変ノズルベーン式ターボ(Variable Nozzle Vane Turbo):UDトラックス(旧日産ディーゼル)における名称。
* 可変翼ターボ・VGSターボ(Variable Geometry System):IHI製の機種やいすゞ自動車日産自動車における名称。
== 特徴 ==
エンジンの回転数に応じてターボチャージャーのタービン側に装着したノズルベーンを次のように制御することで過給効率を上げ、最適な過給圧を発生させることが可能となる。
* 低回転の状態:開口面積を小さくすることで過給効率を上げる。
* 高回転の状態:開口面積を大きくすることで排気圧力を下げる。
ガソリンエンジンでの採用例としては、ホンダ・レジェンドの“ウィングターボ”のように4つのノズルベーンでタービンブレードへの排気ガス流速を制御したものや、アキュラ・RDXの“バリアブルフローターボ”のように吸入口を切り替える方式がある。前者から後者へ変更された理由には、ガソリンエンジンの場合は排気ガス温度がディーゼルエンジンに比べて高いため、可変ノズルベーンに耐熱性の高い材料を使用する必要があり、高コストになってしまうことがあげられる。なお2009年現在、ガソリンエンジンでタービン側に可変ノズルベーンを持つターボチャージャーを採用しているのはポルシェ・911シリーズのみである。
ディーゼルエンジンの場合はターボラグが発生すると空気の量が不足するため粒子状物質(PM)が増加するが、可変ノズルターボを採用することで過給圧が短時間で立ち上がるため、排気ガス中のPMの抑制に寄与する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「可変ノズルターボ」の詳細全文を読む




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