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他人の顔 : ミニ英和和英辞書
他人の顔[たにんのかお]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ほか]
 (n-adv,n) other (esp. places and things)
他人 : [たにん]
 【名詞】 1. another person 2. unrelated person 3. outsider 4. stranger 
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1

他人の顔 : ウィキペディア日本語版
他人の顔[たにんのかお]

他人の顔』(たにんのかお)は、安部公房長編小説。『砂の女』の次の長編で、「失踪三部作」の2作目となる〔安部公房(聞き手:秋山駿)「私の文学を語る」(三田文学 1968年3月号に掲載)〕。化学研究所の事故によって顔面に醜い火傷を負い「」を失った男が、精巧な「仮面」を作成し、自己回復のため妻を誘惑しようとする物語。新たな「他人の顔」をつけることにより、自我社会、顔と社会、他人との関係性が考察されている〔三島由紀夫「現代小説の三方向」(展望 1965年1月号に掲載)〕。
1964年(昭和39年)、雑誌『群像』1月号に掲載され、同年9月25日に講談社より単行本刊行された。1966年(昭和41年)7月15日には安部自身の脚本で、勅使河原宏監督により映画化された。
なお、単行本は初出誌版を大幅に加筆・改稿し、約2倍の分量に増加した形のものが刊行された。おもに顔や仮面についての哲学的な考察や終局部が加筆された〔「作品ノート17」(『安部公房全集 17 1962.11-1964.01』)(新潮社、1999年)〕〔「作品ノート18」(『安部公房全集 18 1964.01-1964.09』)(新潮社、1999年)〕。
== 主題 ==
安部公房は『他人の顔』の主題について、「ぼくはやっと、他人の恐怖をかいま見たばかりのところだ」とし、「ぼくが〈他人〉との格闘をつづけ、新しい他人との通路を発見」してゆく探検を、「ぼくの存在自体にかかわるテーマであるらしい」と述べている〔安部公房「消しゴムで書く――私の文学」(1966年2月)〕。また「失踪三部作」の2作目に当たる『他人の顔』は、「失踪前駆症状にある現代」を書いたとしている〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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