翻訳と辞書
Words near each other
・ 中野大輔 (サッカー選手)
・ 中野天満神社
・ 中野天門
・ 中野好之
・ 中野好夫
・ 中野孝司
・ 中野孝征
・ 中野孝昭
・ 中野孝次
・ 中野学園
中野学校
・ 中野安子
・ 中野宏
・ 中野宗助
・ 中野宗時
・ 中野定博
・ 中野実
・ 中野実 (作家)
・ 中野実 (政治学者)
・ 中野実業高校


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

中野学校 : ミニ英和和英辞書
中野学校[なかの]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [なか]
 【名詞】 1. inside 2. middle 3. among 
: [の]
 【名詞】 1. field 
: [がく]
 【名詞】 1. learning 2. scholarship 3. erudition 4. knowledge 
学校 : [がっこう]
 【名詞】 1. school 
: [こう]
  1. (n,n-suf) -school 2. proof

中野学校 ( リダイレクト:陸軍中野学校 ) : ウィキペディア日本語版
陸軍中野学校[りくぐんなかのがっこう]

陸軍中野学校 (りくぐんなかのがっこう)は、諜報防諜宣伝など秘密戦に関する教育や訓練を目的とした大日本帝国陸軍軍学校(実施学校)で情報機関。かつての所在地は東京都中野区中野4丁目付近で、校名の中野は地名に由来する。偽装用の通称号東部第33部隊
== 概要 ==

=== 沿革 ===
創設の動きは1937年(昭和12年)、戦争形態の加速度的進化で謀略の重要性が増し、日本が世界的な潮流からの停滞を余儀なくされることを怖れた岩畔豪雄中佐が、参謀本部に「諜報謀略の科学化」という意見書を提出したことに始まる。同年末、陸軍省が中心となってその創設を決定。岩畔、秋草俊福本亀治各中佐を中心として1938年(昭和13年)3月に「防諜研究所」として新設。同年7月より特種勤務要員(第一期学生19名)の教育を開始した。1939年(昭和14年)年5月に同研究所は「後方勤務要員養成所」に改編、7月には第一期学生の卒業を迎える。1940年(昭和15年)には「陸軍中野学校」と改名し、1941年(昭和16年)には参謀本部直轄の軍学校へ転身する。その存在は陸軍内でも極秘とされていた〔田中俊男『陸軍中野学校の東部ニューギニア遊撃戦』p108〕。
創立当初は東京九段愛国婦人会本部の別棟が仮校舎であったが、1939年(昭和14年)4月に旧電信隊跡地の中野区囲町に移転。1945年(昭和20年)4月、空襲の激化に伴い群馬県富岡町疎開富岡中学校などの施設を利用して講義が行われた。当初は純粋なスパイ技術養成機関であったが、太平洋戦争大東亜戦争)の開戦を機にゲリラ戦術教育機関(アメリカ陸軍特殊戦スクールに相当)へと変貌する。1938年の開校まで統合された教育機関がなかった為、日本軍にとっては有意義であったが、遅きに失した観はある。
1944年(昭和19年)8月、静岡県二俣町(現在静岡県浜松市天竜区)に遊撃戦(ゲリラ戦)の要員養成を主たる目的として「陸軍中野学校二俣分校」が設立された(1974年(昭和49年)、ルバング島から帰国した小野田寛郎や、インドシナ戦争中にベトミンクァンガイ陸軍士官学校教官を務めた谷本喜久男が同校の卒業生であった〔)。
学生陸軍士官学校陸軍予備士官学校陸軍教導学校(1943年8月廃止)出身者から選抜された。その大半は一般大学卒等の学歴を持ち、市井を経た甲種幹部候補生(陸軍予備士官学校卒)出身者であり、次いで教導学校卒の下士官出身者が多く、陸軍士官学校卒の者は少数であった。
1945年1月3日に中野学校に入校した第8期生150名のうち、90%以上は一般大学や高等専門学校の出身者で、東京帝国大学出身者が最も多く、次いで拓殖大学東京外事専門学校、そして早稲田大学慶應義塾大学明治大学等が続いた。一般大学出身者から数多く選抜された理由は、諜報員として幅広く高い学識と冷静な視点が求められていたためである。職業軍人たる陸士卒の現役将校の場合、軍人としての規律や高度な軍事知識は身に付いているものの、その知識は偏っていることから判断を誤るおそれがあり、態度にも軍人らしい雰囲気を出してしまう為、商社マンや新聞社通信員等の民間人を装って諜報活動を行う際に妨げとなるから避けられたのである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「陸軍中野学校」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nakano School 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.