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中道 : ミニ英和和英辞書
中道[ちゅうどう]
【名詞】 1. the middle road 2. middle of the road 3. mean 4. moderation 
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: [なか]
 【名詞】 1. inside 2. middle 3. among 
中道 : [ちゅうどう]
 【名詞】 1. the middle road 2. middle of the road 3. mean 4. moderation 
中道 : ウィキペディア日本語版
中道[ちゅうどう]

中道(ちゅうどう、, マディヤマー・マールガ、, マディヤマー・プラティパッド、, マッジマー・パティパダー)とは、仏教用語で、相互に対立し矛盾する2つの極端な概念・姿勢に偏らない実践(仏道修行)や認識のあり方をいう。
苦・楽のふたつを「ニ受」(にじゅ)といい、魂(アートマン)や様々な存在物について恒常的に「有る」(「常見」→依存・安住・固執・堕落)とか、ただ単純に消えてなくなるだけで「無い」(「断見」→虚無主義ニヒリズム)・荒廃)という見解を「二辺」(にへん)というが、そのどちらにも囚われない、偏らない立場を中道という。
(なお、有無の「二辺」を避けるために仏教が提示する発想こそが、「縁起」である。あらゆる存在物はそのままの状態として存在し続けることはないが、改変・連鎖を繰り返しながら存在し続ける(輪廻)、したがって良き連鎖を形成・持続できるよう努力し続けよ(そして最終的には修行を完成させて涅槃に到達し、解脱せよ)、というのが仏教の姿勢である。)
==釈迦==

=== 苦楽中道 ===
たとえば、厳しい苦行やそれと反対の快楽主義に走ることなく、目的にかなった適正な修行方法をとることなどが中道である。
釈迦は、6年間(一説には7年間)に亙る厳しい苦行の末、いくら厳しい苦行をしても、これでは悟りを得ることができないとして苦行を捨てた。これを中道を覚ったという。釈迦は、苦行を捨て断食も止めて中道にもとづく修行に励み、ついに目覚めた人(=仏陀)となった。
釈迦が鹿野苑において五比丘に対して初めての説法を行った際にも(初転法輪)、この「苦楽中道」を(四諦八正道に先んじて)真っ先に述べたことが、パーリ語経典相応部の経典などに描かれている〔『世界の名著 1』中央公論社 pp435-439〕。
「比丘たちよ、出家した者はこの2つの極端に近づいてはならない。第1に様々な対象に向かって愛欲快楽を求めること。これは低劣で卑しく世俗的な業であり、尊い道を求める者のすることではない。第2に自らの肉体的消耗を追い求めること。これは苦しく、尊い道を求める真の目的にかなわない。
比丘たちよ、私はそれら両極端を避けた中道をはっきりと悟った。これは人の眼を開き、理解を生じさせ、心の静けさ、優れた智慧、正しい悟り、涅槃のために役立つものである。」

初期仏教教団において、釈迦の直弟子の一人であった提婆達多は、僧団の戒律をより禁欲的・苦行的性格が強いものへと変更するよう釈迦に求めた(「五事の戒律」)が、釈迦はこれを拒否した。そのため提婆達多は独自の教団を創設し、仏教教団を出て行くことになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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中道 [ ちゅうどう ]

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