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ロウワー・ナインス・ワード : ミニ英和和英辞書
ロウワー・ナインス・ワード[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ロウワー・ナインス・ワード : ウィキペディア日本語版
ロウワー・ナインス・ワード[ちょうおん]

ロウワー・ナインス・ワード (Lower Ninth Ward - 下9地区)は、米国ルイジアナ州ニューオーリンズ市内の一地区名。
ニューオーリンズ市は17の地区に分けられており、ロウワー・ナインス・ワードはその名前から判る通り、第9地区 (ナインス・ワード) の一部である。"ロウワー (下)"とは、第9地区の中でもよりミシシッピ川の河口に近い側、他の市内の地域よりも"下流側"であることを示している。"ロウワー9"と省略した形で称されることもある。この地域は、2005年ハリケーン・カトリーナの際に壊滅的な被害を受けたことで、全米の注目を集めることとなった。
この地区は、南はミシシッピ川、東はセントバーナード郡、西は工業水路に接しており、水路の対岸にはニューオーリンズ市のバイウォーター地域が広がる。北側の境界線はフロリダ水路 (平行してフロリダ・アベニューと堤防、線路が走っている)とされることが多い。フロリダ水路の北側の工業地区もロウワー・ナインス・ワードの一部とされることもあり、この解釈では地区の北側の境界線は、ミシシッピ川湾口水路 (Mississippi River-Gulf Outlet Canal)である。
フロリダ水路北側の工業地区と湿地帯を除いたロウワー・ナインス・ワードは、東西に2km (1.25マイル)、南北に3.2km (2マイル)ほどである。地区には、ミシシッピ川に平行して3つの大きな通りが横切っており、それぞれが橋で工業水路を越えている。ミシシッピ川に一番近い側にあるのがセントクロード・アベニュー、地区の半ばの通りがクレイボーン・アベニューである。地区全般に商業施設は点在してはいるものの、主な商業施設はこの2つの通り沿いに集中している。北側にはフロリダ・アベニューがある。前二者はセントバーナード郡へ抜けている。フロリダ・アベニューも郡の境界線を越えて延長するよう提案はされてきたものの、現時点ではニューオーリンズ市内で止まっている。
地区の住民の大半はアフリカ系アメリカ人であり、非アフリカ系のマイノリティー人種の大半は、よりミシシッピ川に近い側に居住している。住民の大半は労働者階級であるが、地区内の家屋の約60%は居住者が所有している。〔Lower Ninth Ward Neighborhood Snapshot
ロウワー・ナインス・ワードは、ニューオーリンズでは数少ないハウジング・プロジェクト (政府が低所得者のために建設する団地)がない地域である。
ロウワー・ナインス・ワードはまた、ジャクソン兵舎があることでも知られている。兵舎は現在はルイジアナ国立警備隊の本部として機能している。旧弾薬庫と新館には軍事博物館も併設し、米国の戦争関連の大規模な展示がある。全米ライフル協会が主催する2000年度の射撃スポーツ・キャンプとコーチ教室が2000年6月28日から7月2日までの日程で、ジャクソン兵舎にて開催された。
アン・ライスの小説を1994年に映画化した「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」(トム・クルーズブラッド・ピット主演)では、ロウワー・ナインス・ワードに沿ったミシシッピ川の築堤の主要な部分と、ジャクソン兵舎の内部が撮影現場に使われている。
ロウワー・ナインス・ワードの著名な住民には、ミュージシャン/歌手/ソングライターのファッツ・ドミノNFL選手のマーシャル・フォーク、詩人で作家のカラム・ヤ・サラーム、ラッパーのマジックらがいる。
セントクロード・アベニューのミシシッピ川寄りの地域は当初から都市部として開発された。この地域は、"ホリー・クロス地域 (Holy Cross Neighborhood)"と称されることもある。これは、大規模なカトリックの学校、ホリー・クロス高等学校があるためである。
この学校はロウワー・ナインス以外の地域からも生徒が通う学校として知られている。

==歴史==
ルイジアナ州の植民地時代には、この地にはプランテーションが広がっていた。19世紀の初頭から、川に近い地域がバイウォーター地域とともに住宅地として整備された。1834年米国陸軍がジャクソン兵舎をこの地に建設した。1870年代の時点では、セントクロード・アベニューの裏側の地域は小規模な農場が大部分を占め、住宅はまばらであった。川から見てクレイボーン・アベニューの向こう側は、主にイトスギがはえる湿地帯であった。
ロウワー・ナインス・ワードとして知られるようになったこの地域が、ナインス・ワード (第9地区)の中でも特別な地域として認識されるようになったのは、1920年代初頭に工業水路が引かれ、ナインス・ワードが分断されてからのことである。この時点で、人々は水路を隔てて川の上流地域を"アッパー"ナインス・ワード、下流地域を"ロウワー"と呼ぶようになった。
工業水路が存在することにより、この地域の開発は水路に沿って更に進められ、地域に安定的に職をもたらした。20世紀後半に運送業務がコンテナ化されると労働の需要は減少し、この地域の経済状態の悪化につながっていった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ロウワー・ナインス・ワード」の詳細全文を読む




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