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ラテン筆記体 : ミニ英和和英辞書
ラテン筆記体[からだ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

テン : [てん]
 【名詞】 1. 10 2. ten 3. (P), (n) 10/ten
: [ふで]
 【名詞】 1. writing brush 
筆記 : [ひっき]
  1. (n,vs) (taking) notes 2. copying 
筆記体 : [ひっきたい]
 (n) cursive style
: [き]
 (n,n-suf) chronicle

ラテン筆記体 ( リダイレクト:ローマ筆記体 ) : ウィキペディア日本語版
ローマ筆記体[ろーまひっきたい]

ローマ筆記体(ローマひっきたい)は、ラテン筆記体ともいい、古代ローマおよび中世の一部の時代に使われた手書きの書体である。通常は古筆記体と新筆記体に分けられる。
== 古ローマ筆記体 ==

古ローマ筆記体は、大文字の筆記体とも呼ばれ、日常的な手書き書体で、商人が帳簿をつけたり、学校の生徒がラテン文字を習うのに使ったり、あるいはローマ皇帝が詔勅を書くのにも使われた。より正式の書き方はローマ大文字体であったが、筆記体は急いで非公式に書くときに使われた。紀元前1世紀から西暦3世紀にかけてもっとも一般的に使われたが、おそらくそれ以前から存在したと思われる。紀元前2世紀はじめに、プラウトゥスプセウドールスにおいて、筆記体の読みにくさについて以下のように記している。
Calidorus: Cape has tabellas, tute hinc narrato tibi quae me miseria et cura contabefacit.

Pseudolus: Mos tibi geretur. Sed quid hoc, quaeso?

Calidorus: Quid est?

Pseudolus: Ut opinor, quaerunt litterae hae sibi liberos: alia aliam scandit.

Calidorus: Ludis iam ludo tuo?

Pseudolus: Has quidem pol credo nisi Sibylla legerit, interpretari alium posse neminem.

Calidorus: Cur inclementer dicis lepidis litteris lepidis tabellis lepida conscriptis manu?

Pseudolus: An, opsecro Hercle, habent quas gallinae manus? Nam has quidem gallina scripsit.


古ローマ筆記体は、原型がわからないほど変化しており、おなじ「ラテン文字」である今の筆記体に慣れた現代人にとっては、きわめて読みづらい。多くの合字を使用しており、いくつかの文字は互いに区別しがたい。''a'' はアンシャル体の ''a'' に似ているが、左画はまだまっすぐである。''b'' と ''d'' は区別が難しく、''e'' は(''s'' と同様)上まで使って書かれており、''p'' と ''t'' は非常によく似ており、''v'' はベースラインより上に書かれて、シェブロンに似た形になっている〔Vindolanda Tablets Online p.2 p.3 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ローマ筆記体」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Roman cursive 」があります。




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