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ラッチ回路(ラッチかいろ)は、双安定マルチバイブレータの一種で、1bitの情報を保持できる状態を有する電子回路である。 == 概要 == アナログ回路の応用もあるが、デジタル回路(論理回路)のひとつとみなされることもある。クロックのある(同期・クロックド)ラッチでは、クロックのエッジ位置でのみ出力が変化するエッジトリガタイプと、「オープン」の期間は素通りするトランスペアレントタイプの2種類に大別される。 エッジトリガタイプをフリップフロップとする、ないしトランスペアレントタイプのみをラッチとする、また、エッジトリガタイプを同期式フリップフロップ、セット・リセットとトランスペアレントタイプを非同期式フリップフロップ、などとすることがある。 ラッチを含む回路は状態を保持することができ、「以前の入力信号による現在の状態」と「現在の入力」とにより、このような回路の出力は決定する。有限オートマトンにモデル化されるこのような回路を順序回路(論理回路#順序回路)と呼ぶ。オートマトンの用語で、出力を決定するものに「現在の入力」が含まれない(エッジトリガタイプ)ものをムーア・マシン、含まれる(トランスペアレントタイプ)ものをミーリ・マシンと言う。 近年の高速なアナログ回路では、コンパレータや分周回路として差動のラッチ回路が数多く利用される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラッチ回路」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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