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モ式小銃 : ミニ英和和英辞書
モ式小銃[もしきしょうじゅう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [しき]
  1. (n,n-suf) (1) equation 2. formula 3. expression 4. (2) ceremony 5. (3) style 
小銃 : [しょうじゅう]
 【名詞】 1. rifle 2. small arms 
: [じゅう, つつ]
 【名詞】 1. gun (barrel) 

モ式小銃 : ウィキペディア日本語版
モ式小銃[もしきしょうじゅう]

モ式小銃(もしきしょうじゅう)とは、昭和13年(1938年)に日本陸軍ドイツから輸入したボルトアクション式小銃である。また中国大陸日本軍が鹵獲したり製造したモーゼル式小銃もモ式小銃と呼ばれた。
== 輸入モ式小銃 ==
昭和12年(1937年)の日独伊防共協定の成立を受けてこれを記念し、昭和13年(1938年)に小銃をドイツから約50,000挺購入し、「モ式小銃」として昭和14年(1939年)に準制式化した物である。モはモーゼルの意味である。昭和12年に支那事変が始まり、小銃の需要が高まったことと、新たな同盟国への政治的配慮が購入の理由であった。
モ式小銃には歩兵用のI型(モーゼル・スタンダードM1924、市販型)、騎兵用のII型(Kar98k)、歩兵・騎兵共用のIII型(vz.24チェコスロバキア製)があった。
ドイツから輸入された、M1924・Kar98k・vz.24を、1939年4月から5月にかけて、開発中の試製九九式小銃との比較審査を行い、使用に問題無しと判定され、同年10月にそれぞれI型・II型・III型の名称で準制式化された。
狭義の意味でのモ式小銃とはこれらの輸入したモーゼル式小銃のことである。
== 鹵獲モ式小銃 ==
7.92 mm×57 モーゼル弾は、日本国内の工廠チェッコ機銃用や九八式旋回機関銃用に生産されていた。また満州新京奉天の工廠、占領した中国各地の工廠でも生産されており、現地調達もできたので、弾薬補給の心配はなかった。
中国の軍隊の小銃の口径は多種多様な種類があったが、中心となったのは6.5 mmと7.92 mm(8 mmと表記することもあり)の2種類であった。6.5 mmは主に日本の三十年式実包三八式実包であり、三八式実包は山西省で生産が行われた。
日清戦争以来、中国の様々な軍隊の主力小銃となったのは、多種多様な形式のモーゼルマンリッヘル系の小銃であり、ドイツからの輸入と同時に、漢陽金陵広東満州でのライセンス生産も行われた。
中国で生産されたモーゼル式小銃は主に、漢陽八八式歩槍Gew88のコピー)、M1903(6.5 mm口径)、M1904(6.8 mm(7 mmと表記することもあり)口径)、元年式歩槍(1912年、6.8 mm(7 mm)口径、後に7.92 mm口径に変更、元年式7.92毫米歩槍と改称)、M1898、十三年式7.9毫米歩槍(張作霖政権で生産、1924年、チェコスロバキア製、7.92 mm口径)等があった。この他に内戦期には各国の小銃が輸入された。国民政府は26種類もの小銃を使用していたとされる。
1934年(昭和9年、民国23年)、再統一を果たした国民政府はモーゼル・スタンダードM1924を軍の主力小銃とすることを決定する。この小銃は蒋介石の名から中正式歩槍(歩槍は中国語で小銃の意味)と命名された。1935年(民国24年)から各地で生産が行われ、国民革命軍の主力小銃となった。
その後、中正式歩槍はKar98kを原型とした「中正式歩槍二式」に生産が移行した。モーゼル・スタンダードM1924を原型とした中正式歩槍は「中正式歩槍一式」に改称された。
これらのモーゼル式小銃を日本軍は満州事変と日中戦争で大量に鹵獲し、南京に保管していた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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