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メコン川 : ウィキペディア日本語版
メコン川[めこんがわ]

メコン川(メコンがわ、、(ラテン文字転写:Mae Nam Khong)、)は、東南アジアを流れる河川。チベット高原に源流を発し、中国雲南省を通り、ミャンマーラオス国境、タイ・ラオス国境、カンボジアベトナムを通り南シナ海に抜ける。典型的な国際河川の一つで、数多くの支流がある。
雨期には流量が増し、流れが速いため、船の運航は非常に難しい。乾期には流量は減るが、浅瀬が増えるため船舶の運航が難しくなる。流域諸国が集まって協議するMRC()で、メコン川の土砂を除去して貿易路に使うとの案が出されたが、除去してもすぐに土砂が堆積するため、この計画は頓挫した。なお、タイ・ラオス・ミャンマー・カンボジア・ベトナムの本流・支流周辺では、日用品の取引などの小規模な貿易が行われている。
== 名称 ==
メコンの名はタイ語に由来する。メー)はメーナーム(川)の短縮語、コンコーン)の意味には諸説ある。有力な説は、コーン(Khong)はサンスクリット語のガンガ(ganga=ガンジス川)の転訛とするもの。すなわち、メコンは(ガンジス川のように)偉大な川、大きな川と解釈する。タイ語ではโขง がワニを意味するが、この場合はคด または โค้ง の転訛だと一部で考えられている 。どちらも川や道の屈曲点を意味する。
いずれの説を採用するにしても、という語に、すでに川の意味が含まれているので、さらに「川」をつけるのは不自然とする立場から、メコンとのみ称することもある。
国際河川であるから、地域や国ごとに異なった名前で呼ばれる。
*
 *チベット語の名称はརྫ་ཆུ་(ワイリー方式:rDza chu)。
 
 *中国語では、メコン川全体の総称は湄公河()で、これはメコンの音訳である。
  *源流部の名称は 、 あるいは ()。 扎曲はチベット語の音訳である。
  *上流部の名称は、()。瀾滄(澜沧)は14世紀のラオスにあったラーンサーン王国の音訳である。
 
 *ビルマ語の名称はမဲခေါင်မြစ်(ラテン文字転写:Mè‘kaung Myit)。
 
 *ラーオ語の名称はແມ່ນ້ຳຂອງまたはນ້ຳຂອງ 。
 
 *タイ語の名称は またはแม่โขง 。
 
 *クメール語の名称は (ラテン文字転写:Mékôngk)、(ラテン文字転写:Tônlé Mékôngk)または‎(ラテン文字転写:Tônlé Thum)。メコンはタイ語に由来する外来語であり、本来のクメール語の名称は(Tônlé Thum)である。トンレはまたは湖、トゥムは大きな、偉大なを意味するので、大きな川、偉大な川、すなわちメコンの意訳ともいえる。
 *プノンペンの東でトンレサップの河川部分と合流し、また支流としてバサック川が生まれる。
 
 *ベトナム語の名称はSông Mê Kông 、Sông Lớn またはSông Cửu Long 。Sông(ソン)はを意味する。ソン・ローンは大きな川、偉大な川を意味し、メコンの意訳ともいえる。クー・ロンは漢字では九龍と表記されるので、ソン・クー・ロンは”九龍川”ということになる。これが本来のベトナム語の名称である。またメコンデルタ地帯で分岐した後の西の流れをHậu Giang(ハウザン:後江)またはsông Hậu(ソンハウ)と呼び、東の流れを Tiền Giang(ティエンザン:前江)またはsông Tiền(ソンティエン)と呼び分ける。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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