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マイナスイオン : ミニ英和和英辞書
マイナスイオン
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


マイナスイオン : ウィキペディア日本語版
マイナスイオン
マイナスイオンは、主に空気中の過剰電子によりイオン化した大気分子陰イオンを表すと思われる〔造語である。負の大気イオン(negative air ions)またはアニオン(anion)を表すのではないかとする見解がある一方で、マイナスイオンは何かを具体的に特定できる状況になく似非科学の領域に属する存在と見なされている。また、国内の日本マイナスイオン応用学会分子動力学などの分野では、陰イオンなどの意味でマイナスイオンという言葉が、コンセンサスを得ないまま学術用語として主張している(詳細は後述)。実際には、現在主流となっているゲルディエン式コンデンサ形イオン密度測定器 (Gerdien condenser) などを用い、JIS B9929:2006「空気中のイオン密度測定方法」に基づいて空気中の陰イオンを計測した結果をもって、マイナスイオンが発生していると主張する家電メーカーが大半である。
マイナスイオンの健康面の効果については、いわゆる「マイナスイオンブーム」が巻き起こった1990年代の終わりから21世紀の初頭にかけて、十分な裏付けが得られないまま効能を謳うメーカーが数多く現れた結果、「似非科学商法」を糾弾する社会問題に発展した実態がある。ただし、負の大気イオンの生体生物学的影響に関する研究を行った学術論文書籍は幾つも存在する(詳細は後述)。また、厚生省の認可を受けた医療機器として、マイナスイオン電子波動投射装置(AWG)が存在する。
「実際には科学で言うところの陰イオンと(マイナスイオンは)無関係である」と主張する研究者も存在する。大阪大学菊池誠教授は「イオンという科学用語を使用してあたかも科学的に立証されているかのように誤解を故意に与える疑似科学オカルト霊感商法として関連物品の販売に使用されているのが実情である」と報告する〔ニセ科学入門 (大阪大学教授菊池誠の報告書)、 ニセ科学入門のマイナスイオン 〕。
近年では、マイナスイオンの研究をさらに発展させて、クラスターOHラジカルやアニオンといった物理学の概念を導入することで、技術の向上を目指し、携帯型空気清浄機ヘアドライヤーなどの分野で、より付加価値の高い製品を生み出す動きも見られる。
== 概要 ==
「マイナスイオン」という言葉は、20世紀の終わり頃からメディアに頻繁に登場するようになり、1999年から2003年頃が流行のピークであった。日本の流行語となった〔。この頃のマイナスイオンは、一見「科学用語」のようにみえる便利な「マーケティング用語」として、家電製品衣類日用雑貨などのキャッチコピーに頻繁に利用された、いわゆる「バズワード」の典型例の一つとみなされていた。
なお、家電メーカー13社からはマイナスイオンの定義として「空気中の原子や分子が電子を得てマイナスに帯電したもの」というほぼ共通した回答がある。一部に関しては特性に関する自社の研究データがある〔「家電メーカーの回答 リフレッシュ効果の根拠ってこれだけ?」『食品と暮らしの安全』2003年12月、No176、pp8-9。〕。
家電製品のイメージは「健康によいもの」であったが、実態は統一的な定義もなく、健康に関して標榜されたさまざまな効果効能の中には科学的に研究されたものもあるが、実証が不十分であるものが多い。「マイナスイオン」は「擬似科学」の代名詞ともいわれるようになり、現在では多くのメーカーがあまり大きく宣伝しないようになるか、一定の距離を置くようになっている。また、他の概念を導入して、マイナスイオンとは異なる技術を謳う方向に移行する動きを見せる家電メーカーも存在する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「マイナスイオン」の詳細全文を読む




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