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ペンシルバニア州 : ミニ英和和英辞書
ペンシルバニア州[す, しゅう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [す, しゅう]
 (n) sandbank

ペンシルバニア州 ( リダイレクト:ペンシルベニア州 ) : ウィキペディア日本語版
ペンシルベニア州[ぺんしるべにあしゅう]

ペンシルベニア州(、)は、アメリカ合衆国北東部、また大西洋岸中部に分類されるである。五大湖地方に含められることもある。「礎石の州」()とも呼ばれる。日本語ではペンシルヴェニア州、ペンシルバニア州、あるいはペンシルヴァニア州と表記される場合もある。ペンシルベニア州は、州(“State”)の代わりにコモンウェルス(“Commonwealth”)を用いる4つの州の1つである。ただし、日本語ではどちらも「州」と訳されている。なお、地質時代の区分の一つであるペンシルベニア紀石炭紀の一部)は、ペンシルベニア州にちなんで付けられた名前である。名前の後半「シルベニア」はラテン語の森から取ったものであり、実際に自然が豊富である。
アメリカ合衆国50州の中で、陸地面積では第33位、人口では第6位であり、人口密度が第9位と高い。南東はデラウェア州、南はメリーランド州、南西はウェストバージニア州、西はオハイオ州、北西はエリー湖カナダオンタリオ州、北はニューヨーク州、東はニュージャージー州と接している。アパラチア山脈が州の中央を斜めに走り、東西に長い州である。
ヨーロッパ人として最初にペンシルベニアに入ってきたのはスウェーデンオランダの入植者であったが、ペンシルベニアと命名したのは、イングランドチャールズ2世である。クエーカーイギリス人のウィリアム・ペンが「シルベニア」と名付けたものをウィリアム・ペンの父ウィリアム・ペン卿に敬意を表して改称した。ペンシルベニア州には、自由の鐘独立記念館で有名なフィラデルフィア市と、重要な河港を持つピッツバーグ市の、2つの主要都市がある。州都はハリスバーグ市である。
ペンシルベニア州はアメリカ合衆国において最も歴史のある州の一つである。フィラデルフィアはアメリカ合衆国発祥の地と呼ばれることもある。フィラデルフィアは、独立宣言や合衆国憲法が立案された場所でもある。ゲティスバーグ南北戦争の激戦地であり、今も多数の大砲が保存されている古戦場跡として有名である。ブリンマーはフィラデルフィア郊外の閑静な住宅街として全米でもよく知られる。ポコノ山脈デラウェア・ウォーター峡谷は保養地として有名である。

== 歴史 ==
:''主要記事:ペンシルベニア州の歴史''
ペンシルベニア州となった地域にヨーロッパ人が入植する以前、この地域にはデラウェア族サスケハノック族、イロコイ族、エリー族、ショーニー族などのインディアンが住んでいた。オランダとイギリスがデラウェア川の両岸をアメリカにおけるそれぞれの植民地の一部と主張していた。オランダが最初に領有し、ペンシルベニアの歴史に大きく影響した。
1631年6月3日、オランダは現在のデラウェア州ルイスの地にツヴァーネンデール植民地を造り、デルマーバ半島への入植を始めた。1638年、スウェーデンが現在のウィルミントンの地に造ったフォートクリスチーナを中心とするニュースウェーデン植民地を設立することで、領有問題が加熱された。ニュースウェーデンはデラウェア川下流域(現在のデラウェア州、ニュージャージー州、ペンシルベニア州に跨る)の領有を主張し支配したが、植民者の数は少なかった。
1664年3月12日、イングランド王チャールズ2世ヨーク公ジェームズに、プリマスバージニア会社が当初持っていた勅許地全てに他の土地を含めた土地の勅許を与えた。この勅許は、現在のペンシルベニア州の一部を含むオランダ領ニューネーデルラントの主張する領有権と競合した。
1664年6月24日、ヨーク公は現在のニュージャージー州を含む広大な領土の一部を、ジョン・バークレーとジョージ・カートレットに売却し、領主植民地とした。その土地はこのときもイギリス領だったが、デラウェア川の西岸にあるニューネーデルラントの一部と重複した。同年8月29日にイギリスによるニューネーデルラント征服が始まり、ニューヨーク港に浮かぶイギリス艦船の大砲を面前にして、ニューアムステルダムが降伏を強いられた。この征服が継続し、同年10月には現在のデラウェア州ニューキャッスルにあったカシミア砦を占領することで、完成した。
1667年7月21日、イギリス、フランスおよびオランダの間に結ばれたブレダの和約により、イギリスの征服が確認されたが、一時的な反動も起きた。
1672年9月12日、第三次英蘭戦争の一部として、オランダはニューヨーク植民地とニューアムステルダムを再征服し、現在のデラウェア州とペンシルベニア州に当初の3郡となる郡政府を設立した。後にペンシルベニアに移管された部分がアップランドだった。1674年2月9日、第三次英蘭戦争を終わらせるウェストミンスター条約が結ばれ、政治的な状況を「戦前に元あった状態」に戻された。イギリスはオランダの郡をオランダの名称で保持した。同年6月11日までに、ニューヨーク植民地がアップランドを含め外郭の植民地に対する支配を再度主張したが、その名称は1674年11月11日までにイギリス名に変えられていった。同年11月12日、アップランドが分離し、現在のペンシルベニア州とデラウェア州の州境が概略生みだされた。
1681年2月28日、チャールズ2世がウィリアム・ペンの父ウィリアム・ペン提督から借りていた16,000ポンド(2008年のインフレ換算で210万ポンド)の借金のかたに〔
〕ウィリアム・ペンに土地の勅許を与えた〔Charter for the Province of Pennsylvania-1681 . This charter, granted by Charles II (England) to William Penn, constituted him and his heirs proprietors of the province, which, in honor of his father, Admiral William Penn, (whose cash advances and services were thus requited,) was called Pennsylvania. To perfect his title, William Penn purchased, on 1682-08-24, a quit-claim from the Duke of York to the lands west of the Delaware River embraced in his patent of 1664〕。これは史上でも最大級の特定個人に対する勅許だった。その土地はペンシルベニアと呼ばれた。ウィリアム・ペン自身はニューウェールズあるいはシルベニアと呼ぶことを望んだが、この名称変更で人々がペン自身に因んで名付けたと考えることを怖れ当惑した。しかしチャールズ2世は名称を変えようとはしなかった。ペンは郡政委員会と信教の自由という2つの革新的な性格を持つ政府を樹立し、これは新世界の多くの国で真似されることになった〔。
1681年3月4日、ペンシルベニアで植民地政府を作り、ペンシルベニア州とデラウェア州の州境のペンシルベニア側にあったアップランドはチェスター郡と改名された。クエーカー教徒の指導者であるウィリアム・ペンは、デラウェア族の指導者タマニーと平和条約を結び、クエーカー教徒とインディアンの長い友好的関係の時代が始まった〔David Yount (2007). "''How the Quakers invented America ''". Rowman & Littlefield. p.82. ISBN 0-7425-5833-9〕。クエーカー教徒とは、他の部族との条約も結ばれた。ウィリアム・ペンが結んだ条約は侵犯されることが無かった〔Sydney G. Fisher (2009). "''The Quaker Colonies ''". Echo Library. p.13 ISBN 1-4068-5110-8〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pennsylvania 」があります。




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