翻訳と辞書
Words near each other
・ ヘール (ベルギー)
・ ヘール (小惑星)
・ ヘールカ
・ ヘールズオウェン・タウンFC
・ ヘールツ
・ ヘールトヘン・トット・シント・ヤンス
・ ヘールフォルト症候群
・ ヘールボップ彗星
・ ヘールレン
・ ヘール・アーウィン
ヘール・ボップ彗星
・ ヘール天文台
・ ヘール望遠鏡
・ ヘール石
・ ヘール=グレンツハウゼン
・ ヘーレナ
・ ヘーレム
・ ヘーレン
・ ヘーレンフェイン
・ ヘーレンフェーン


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ヘール・ボップ彗星 : ミニ英和和英辞書
ヘール・ボップ彗星[へーる ぼっぷすいせい]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
彗星 : [ほうきぼし, すいせい]
 (n) comet
: [ほし]
 【名詞】 1. star 

ヘール・ボップ彗星 : ウィキペディア日本語版
ヘール・ボップ彗星[へーる ぼっぷすいせい]

ヘール・ボップ彗星(ヘール・ボップすいせい、Comet Hale-Bopp、公式符号 C/1995 O1)は、1997年に非常に明るくなった彗星である。「1997年の大彗星 (The Great Comet of 1997)」とも呼ばれている。HB彗星と略称されることもある。
おそらく20世紀で最も広く観測されたであろう彗星である。18か月もの期間にわたって肉眼で見ることができ、これはそれまで記録を保持していた1811年の大彗星の2倍にもなった。
ヘール・ボップ彗星は1995年7月23日太陽から非常に遠い位置で発見され、太陽の近くを通過する頃には非常に明るくなるのではという期待が高まった。彗星の明るさをある程度正確に予想するのは非常に難しいが、ヘール・ボップ彗星は1997年4月1日近日点通過の頃には、予想通りかそれを超える明るさになった。
彗星核が50kmと極めて大きかった。過去に観測された彗星の中でも最大級であると推定されている。公転周期は約2530年と考えられている。
1997年の春には、地球にあまり接近しなかったにも拘らず、-1等級前後の明るさになり、約3か月もの間肉眼で楽に見える状態が続いた。写真を撮ると、尾が明るく長く写り、白いダスト・テイル(塵の尾)と、青いイオン・テイル(イオンの尾)をはっきりと区別することができた。
ヘール・ボップ彗星の出現は、彗星についてはここ数十年無かったようなパニックを誘発した度合いもまた注目すべきものだった。彗星に続いて宇宙人宇宙船がやってくるという噂が非常に広がり、カルト団体であるヘヴンズ・ゲートの信者の集団自殺を引き起こした。
== 発見 ==
ヘール・ボップ彗星は、アラン・ヘールトーマス・ボップの2人のアメリカの観測者が独立して発見した。ヘールは彗星捜索に数百時間を費やしていたが、それまで一つも発見できていなかった。彼はニューメキシコ州の自宅のドライブウェイで既知の彗星を辿っていたある日、真夜中を過ぎてすぐの頃にいて座球状星団M70の近くに11等級で輝くヘール・ボップ彗星を見つけた。ヘールはすぐにM70の近くに他の深宇宙天体(遠距離天体、DSO)が無いことを確認し、次に既知の彗星の一覧を調べ、その領域には既知の天体は何も無いことを確かめた。彼は天体が背景の星に対して動いていることを一度確認し、天文学的発見の情報センターである天文中央電報局電子メールを送った。
ボップは自分の望遠鏡を持っていなかった。彼は星団と銀河を見るためにアリゾナ州スタンフィールドの近くに友人と外出していて、友人の望遠鏡のアイピースを覗いているときにたまたま彗星を見つけた。彼はM70の近くにある深宇宙天体が何か探すため自分の星図を確認し、そのようなものは無いことが分かったため、何か新しい天体を見つけたかもしれないと確信した。彼は天文中央電報局に電報を送った。翌朝、これは新彗星だと確認され、名称はヘール・ボップ彗星、符号はC/1995 O1となった。この発見は国際天文学連合の回報6187号で発表された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヘール・ボップ彗星」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.