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トルコのMEKO型フリゲート : ミニ英和和英辞書
トルコのMEKO型フリゲート[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [かた]
 【名詞】 1. mold 2. mould 3. model 4. style 5. shape 6. data type 
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

トルコのMEKO型フリゲート : ウィキペディア日本語版
トルコのMEKO型フリゲート[ちょうおん]

本項では、トルコが過去または現在に保有しているMEKO型フリゲートについて扱う。

== 来歴 ==
冷戦体制のなか、トルコは北大西洋条約機構 (NATO) でもっとも東に位置する加盟国として、共産主義諸国と対峙する最前線を担っていたことから、その軍隊の武装強化はNATO全体にとって大きな関心事であった。とくにトルコ海軍は、地中海への進出を試みるであろうソビエト連邦黒海艦隊を阻止するための正面部隊であり、ヨーロッパの安全保障にとって極めて重要であった。
西欧諸国のなかでも、とくにドイツはトルコ海軍の近代化に関心を払っており、1980年代には、自国の海軍を退役したケルン級フリゲートをトルコ海軍に譲渡した。これに続いて、より強力で近代的なフリゲートをトルコ海軍に保有させようという試みがなされることとなった。
一方、ドイツの造船会社であるブローム・ウント・フォス (B+V) 社は、多様な顧客に対して、より安価に、かつ彼らの要求に応えたフリゲートを提供することを企図して、MEKO型フリゲートの開発を行なっていた。MEKO型フリゲートの初期のモデルであるMEKO 360型は、ナイジェリアアルゼンチンにおいて1980年代初頭より就役を開始し、そのコストパフォーマンスの高さには既に注目が集まっていた。一方で、これらの運用実績から、MEKO 360型の設計にはいくつかの非合理的な点があり、そのためにコストがやや高くなっていると考えられたことから、B+V社は、これを元に合理化を進めて小型化したMEKO 200型を開発した。
1983年4月、トルコ海軍はB+V社がMEKO 200 TN Track I型と呼ぶモデルを4隻発注し、MEKO 200型フリゲートの最初のユーザーとなった。これらの建造に当たっては、ドイツとアメリカが手厚い援助を提供しており、1987年より順次に就役を開始した〔。
このヤウズ級フリゲートは、期待通りに極めて優れた戦闘艦であった。
* 双方向の戦術データ・リンクに対応したC4Iシステムの搭載、およびシステム艦としてのシステム統合
* 中口径砲、個艦防空ミサイル艦対艦ミサイルCIWS短魚雷発射管と、対空・対潜・対水上にバランスの取れた兵装の搭載
* 哨戒ヘリコプターの艦載化
などといった要素を3,000トン未満の船体に具備しており、多任務に対応することができた。
一方、B+V社とMEKO型フリゲートは、その後も輸出市場において大きな成功を収め、顧客を増やすとともに、彼らからのフィードバックを受けて、小改良を重ねていた。トルコ自身の経済発展にも支えられて、トルコ海軍は、これらの改良を受けたMEKO 200型フリゲートを導入することを決定した。新しいMEKO 200TN Track II型は、排水量にして400トン以上大型化し、主機にはCODOG構成を採用、船体もステルス性ダメージコントロール能力を強化したまったくの新型となった。このタイプに属する最初の艦であるF-244 「バルバロス」 (''Barbaros'') は1997年より就役を開始したが、もう1隻を建造した後、F-246「サーリヒレイス」 (''Salih Reis'') 以降の2隻は、個艦防空ミサイルを垂直発射化していることから、MEKO 200TN Track II-B型として、別艦級として扱われることが多い。これに応じて、バルバロスともう1隻については、MEKO 200TN Track II-A型とされている。なお、サーリヒレイス級については、トルコ国内でクルド人が迫害されているとして、一時建造が中断される一幕があった。また、バルバロス級とサーリヒレイス級は、それぞれの2隻目をトルコ国内で建造している〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「トルコのMEKO型フリゲート」の詳細全文を読む




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