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デスボイス ( リダイレクト:デスヴォイス ) : ウィキペディア日本語版
デスヴォイス
デスヴォイスもしくはデスボイスとは、意識的、積極的に出す「ダミ声」「悪声」「がなり声」であり、主にデスメタルブラックメタルグラインドコアゴシックメタルメタルコアスクリーモなどのジャンルで多用される発声技法。強い怒りや悲しみなどの感情や、不気味さ、汚さ、痛みや苦しみなどを表現するために使われる。
==概要==
デスヴォイスのことをデス声とも呼ぶが、通常の歌唱法はクリーンボイスと呼ばれ、しばしば対置される。日本ではデスメタルの歌唱法という意味でデスヴォイス(デス声)と言われるが、英語圏で"death-voice" という呼び方はしない。代わりに''グラウル''(growl), ''グラント(grunt)''、高音の叫び声は''スクリーチ(screech)''などと呼ばれている。「グラウル」、「グラント」は日本でも使われる事がある。
発声の際に口蓋帆や舌(の後ろ側)、仮声帯などで声道を狭めそれらを振動させることで「デスヴォイス」が形成されることが多い。(声帯自体の働きで)嗄声を故意に出して(本来はシャウト)デスヴォイスとする場合もある。ピッチシフターやエフェクターを用い、雰囲気を増強する場合もある。
ゴアグラインドシーンではガテラルボイスと呼ばれる、初期カーカスのようなピッチシフターを使った低音デスヴォイスが定着しており、俗に下水道ボイスと呼ばれている。
また、ピッグスクイールと呼ばれる名前通り「豚の呻き声」のような種類もあり、アクセント的に用いられることが多い。
ナタリー・パーセルは「デスメタルバンドのヴォーカリストの大半は低くて、獣のようで、もはや歌詞が聞き取れないようなグラウルを使っていますが、中には高い叫び声やオペラのようなヴォーカル、力強い歌い方も出来る人が大勢います。」と述べている〔Purcell, Natalie J. ''Death Metal Music:The Passion and Politics of a Subculture''. McFarland, 2003, p. 11.〕。社会学者のデーナ・ヴァインシュタインはデスメタルについてこのように語っている。「グラウルを使うヴォーカリストはある特徴を持っています。歌詞を歌うと言うよりもがなったり、うなったりしているのです。つまり、声の歪みを広い意味で使っているといえるでしょう〔Weinstein, Deena. ''Heavy Metal: A Cultural Sociology.'' MacMillan, 1991, p. 51.〕。」
グラウルはその響きの"汚さ"故に批判にさらされることもある〔Sharpe-Young, Garry. ''Death Metal'', ISBN 0-9582684-4-4〕。しかし、グラウルはデスメタルという音楽ジャンル自体のおぞましさや扱っている不穏なテーマに対応したものにすぎない〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Death growl 」があります。




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