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チーズ : よみがなを同じくする語

Cheese!
チーズ : ミニ英和和英辞書
チーズ[ちーず]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

チーズ : ウィキペディア日本語版
チーズ[ちーず]

チーズ(、、、)とは、水牛山羊ヤクなどからとれるを原料とし、凝固発酵などの加工をしてつくられる食品乳製品)の一種。日本語での漢字表記は乾酪(かんらく)。
== 歴史 ==

チーズがどのようにして発見されたのかは正確には定かではないが、「アラブの商人がの胃袋を干して作った水筒に山羊のミルクを入れて砂漠を旅していた途中に、砂漠の疲れとのどの渇きを癒そうと水筒をあけたところ、中からミルクではなく澄んだ水(乳清)と柔らかい白い塊(カード)がでてきた」というのが最初のチーズの発見であるという説が有力だとされていた〔No,001- チーズの歴史 - 勝沼醸造株式会社〕〔チーズの歴史って? - オーダーチーズ・ドットコム〕。
ところが、2012年になって紀元前5000年ごろの世界最古のチーズ製造の痕跡がヨーロッパのポーランドで発見された〔http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2916512/9989394?ctm_campaign=txt_topics 「7000年前にチーズ作り、土器に証拠発見 ネイチャー」AFPBB 2012年12月13日 2015年12月20日閲覧〕〔https://archive.is/20130112081050/mainichi.jp/feature/news/20121213reu00m030007000c.html〕。このスウィデリアン文化の道具はメソポタミア文明よりも古く、チーズ製造が中東ではなくポーランドあたりの中央ヨーロッパで始まった可能性を示唆している。この人類最古のチーズの原料はヤギの乳であり、また現在のポーランドでも多くの種類の山羊乳チーズ(いわゆるシェーブルチーズ)が存在する。
いずれにせよ、チーズは近東からヨーロッパにかけての地域に広まり、メソポタミア文明を築いたシュメール人をはじめ、古代ギリシアローマ帝国においても広く食用とされた。ホメロスの『オデッセイア』にはフェタチーズへの言及があり、プリニウスの『博物誌』やアリストテレスの著作にもチーズについての記述がある。ローマ帝国崩壊後もヨーロッパでのチーズ利用が衰退することはなく、逆に各地で特徴あるチーズが多数生産されるようになっていった。ヨーロッパでは特に、各地の荘園修道院において特色あるチーズが生産されることが多かった。中世においては、チーズは脂肪分の多いものが珍重されており、そのため15世紀ごろにブルターニュオランダフランドルイギリスなどでバターの生産が盛んとなると、チーズの質では山岳地帯産のチーズのほうが名声を得るようになっていった〔「中世ヨーロッパ 食の生活史」pp82-83 ブリュノ・ロリウー著 吉田春美訳 原書房 2003年10月4日第1刷〕。
ただし、チーズの利用はヨーロッパや中近東においては非常に盛んであったが、インドでは古代インドの讃歌集『リグ・ヴェーダ』にチーズを勧める歌があり、パニールなどのフレッシュチーズは盛んに使用製造されたもののレンネット使用の熟成チーズはついに登場せず〔「チーズと文明」p61 ポール・キンステッド 築地書館 2013年6月10日初版発行〕、日本や中国など東アジア地域においてはほとんど利用が認められないなど、地域的に非常に偏りのあるものだった。こうしたチーズ利用のない地域にチーズが普及していくのは、ヨーロッパ勢力が各地に勢力を広げていく19世紀以降のこととなる。
19世紀半ばに入ると、工業的にナチュラルチーズが大量生産できるようになり、ヨーロッパやアメリカにチーズ工場が建設されるようになった。1874年にはデンマークでレンネットが工業的に量産できるようになり〔「20世紀乳加工技術史」p12 林弘通 幸書房 2001年10月30日初版第1刷発行〕、1904年にはアメリカでプロセスチーズが開発され量産されるようになった〔「20世紀乳加工技術史」p161 林弘通 幸書房 2001年10月30日初版第1刷発行〕。
日本においては東アジア全般の例にもれず、チーズ利用はほとんど存在しなかった。飛鳥時代645年頃から乳牛の伝来と飼育が始まり、または酥(そ)、および醍醐と呼ばれるチーズの一種が製造されていた〔https://www.alic.go.jp/koho/kikaku03_000559.html 「【業務関連情報】日本人とチーズ」独立行政法人農畜産業振興機構 2015年12月23日閲覧〕。700年11月には朝廷が諸国に酥の製造を命じ、8世紀から10世紀にかけては酥の製造が続けられていたとされるが、平安時代末期ごろからすたれていった〔http://www.j-milk.jp/kiso/rekishi/8d863s000003cfdw.html 「日本チーズ物語」一般社団法人Jミルク 2015年12月20日閲覧〕。開国し明治時代になっても、チーズの独特の風味はあまり日本人に好まれず、普及にはさらに多くの時間がかかった。日本においてはじめてチーズが製造されたのは、1875年に北海道開拓使においてであった。1933年には北海道の遠浅において、日本においてはじめてチーズ工場が設立された〔「20世紀乳加工技術史」p156 林弘通 幸書房 2001年10月30日初版第1刷発行〕が、チーズが本格的に普及するのは第二次世界大戦の終結後のことである。ただしこのチーズは1951年ごろに製造のはじまったプロセスチーズがほとんどであり、ナチュラルチーズは生産も消費もほとんどなされていなかった。しかしプロセスチーズの消費量は食生活の洋風化とともに急増を続けた。この急増には1970年代に普及のはじまったピザや、1980年代に普及したチーズケーキなどのブームによるところも大きい〔https://www.alic.go.jp/koho/kikaku03_000559.html 「【業務関連情報】日本人とチーズ」独立行政法人農畜産業振興機構 2015年12月23日閲覧〕。この下地の上ではじめてナチュラルチーズが受け入れられていくようになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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