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タイムボカン : ウィキペディア日本語版
タイムボカン

タイムボカン』(英語表記:''Time Bokan'')は、フジテレビ系列1975年10月4日から1976年12月25日まで毎週土曜18時30分 - 19時00分に全61話が放映された、タツノコプロ制作によるテレビアニメ。この作品のヒットにより、『タイムボカンシリーズ』が誕生した。
また、BSフジ2012年4月7日から2013年3月30日まで毎週土曜朝8時00分 - 8時30分で放送された〔ただし、第47話 - 第51話、第54話、第55話、第57話、第60話は放送されなかった。この際、BSデジタルの番組表の「第●話」という表記とオリジナルの話数との間に誤差が生じた。〕。
2016年秋より、本作のリメイクとなる『タイムボカン24』が放送予定。
== 概要 ==
本作の企画は、ミニカーを売るためのアニメという発想で、1966年のアメリカ映画『グレート・レース』の影響を受けたカーレースものが源流である〔Darts編「スタッフインタビュー シリーズ構成/小山高生」『タイムボカン大全集2 悪の華道』ソフトバンク、1998年6月30日、ISBN 4-7973-0562-2、82頁。〕。1972年頃には「時空を超えた善悪のタイムマシンによるコミカルな競争」という本作の企画が決定。『タイマー大混戦』とタイトルがつけられて、その時点でメカブトンのデザインは出来上がり、15分のパイロットフィルムを制作。このパイロットフィルムは第1話やオープニングに一部流用された。パイロットフィルムでの淳子は金髪だったため、本編では青の髪だった淳子の髪はその流用されたカットで金髪になっている。
タツノコプロでは当時、ハードなアクションものが続いたためギャグものを、ということだったが、ギャグにしてはタイムトラベルやメカの要素などが盛り込まれた本作は、監督の笹川ひろしによると中途半端な印象を与えたといい、スポンサーがつかずに放映決定まで3年を要することになった。主人公の名前は当時の人気アイドルから取られ、野口五郎天地真理から五郎と真理だったのが、放映が決定するまで3年の間、アイドルの人気の変遷から、真理が桜田淳子から取った淳子になっており、放送の決定後、タイトルが『タイムボカン』と改められた。
丹平と淳子およびマージョは2つの山形の隆起がついたヘルメットを常に着用している。この隆起のモチーフは、キャラクターデザインを担当した天野嘉孝によれば、ブラジャーである〔Darts編「スタッフインタビュー 天野嘉孝」『タイムボカン大全』ソフトバンク、1997年9月29日、ISBN 4-7973-0366-2、80-81頁。〕。
マージョ、グロッキー、ワルサーの「悪玉トリオ」には決まった名称は無いが、後年の出版物では便宜上「マージョ一味」と呼ばれている。木江田研究所での会話をあの手この手で盗聴し、丹平達が出た後を追跡し、木江田博士からダイナモンドの場所を聞き出す事を狙う。
当初は2クール全26話を予定。平均視聴率19.0%、最高視聴率26.3%と好評を博し、まず2クール、その後さらに1クール延長され、最終的に全61話となった。当初の目的の一つだった木江田博士と中盤で再会するのはその名残である。その後はダイナモンド探しの話が中心となるが、時によっては、第36話や第46話などの様に、丹平たちがダイナモンド探しとは別の目的で時間旅行をし、それを盗聴した三悪が「その場所にダイナモンドが有る」と速断して後を追うという展開も、時々行われた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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