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スーパーカーブーム : ミニ英和和英辞書
スーパーカーブーム[かー]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
カー : [かー]
 【名詞】 1. car 2. (n) car

スーパーカーブーム ( リダイレクト:スーパーカー ) : ウィキペディア日本語版
スーパーカー[かー]


この記事ではスーパーカー(super car)について解説する。
== 概要 ==
広辞苑では、「高出力・高性能で、特徴的なデザインスポーツカー」と説明している〔広辞苑第六版【スーパーカー】〕。大辞泉では「性能・美しさ・装備のよさ、価格などで並の自動車を超えた車。スポーツカーの中でも特に大型、強力で、手作りに近いもの。」と説明している〔大辞泉【スーパーカー】〕。
以上の説明から判るように、スーパーカーはスポーツカーの一種で、(同時代のスポーツカー全般と比較して)性能が並はずれて優れていて、デザインが特徴的あるいは美しいもの、というということになる。出力の大きさ、走行性能、デザインなどによって、一般のスポーツカーと差別化されているわけである。
なお、あくまでスポーツカーの一種なので、たとえ高出力・高額・特徴的なデザインであってもリムジンなどはスーパーカーには該当しない、と言えよう。

;範囲の曖昧さや変化
もともと、「car」という言葉の前に、「super」という漠然とした形容詞をつけただけの用語なので、本来的な意味内容は漠然としており、それが指し示す範囲はある意味で曖昧で、何がスーパーカーで何がスーパーカーでないか、専門家やエンスージアストなどの間でも議論になることがある。スーパーカーとそうでない車の間の線引きが明確にある訳ではない。また、メーカー自身が「スーパーカー」を自称する事も稀である。〔「スーパーカー」という言葉はもっぱら消費者側の視点に立った呼称であり、したがって、印象と存在感が極めて大きい車を好意的に指していると解するのが妥当だろう。〕
時代とともに指し示す範囲は変化し、ある出力の大きさ・運動性能・機構・装備などがある時点では、並はずれていて「super スーパー」であっても、しばらくするうちにそれが一般化し「よくある」ものになり「スーパー」ではなくなる場合もある。〔『』〕

その多くが、エンジンを優先した設計、全体構造になっている。エンジンが優先される分、ラゲッジスペース(荷物を積むための空間)は極めて小さいものが一般的である。座席数も2つしかないもの(2シーター)が一般的である。
外装、内装ともに、時代を先取りしたスタイリングがなされてきた。
高価な部品を使い完成車として販売価格が高価格になることが分かっているので、売れる台数は少ないと予想され、少量生産となり、大量生産用のライン生産方式で製造するわけにはゆかず、結果として、手作りの工程が多くなり、工数が増える。(逆に言うと)はじめから少量生産体制(=手作り)を選び、量産効果が出ないので、結果的に、現代のありふれた工業製品と比べて極端に高価格になる、という因果関係にもなっている。
量産される一般的なスポーツカーに比べ、生産台数は極端に少なく、少ない場合には数台程度~数百台、多いものでも数千台程度で、例外的に多いものでも数万台である。例えば、フェラーリで2012年度で7000台ほどである。メーカーが意図的に「希少性」を出すために生産台数を制限している車種もある。〔ただし、広辞苑のスーパーカーの定義は「他のスポーツカーと比べて並はずれている」ということであって、当該車種の販売台数が少ないということは定義には含まれていない。基本的には、高価なので、結果として買える人が減り、販売台数が減る、という因果関係になっている。よってメーカーが高出力・高性能・特徴的デザインという条件を満たすスーパーカーにもかかわらず、その販売台数を多めにするために、あらかじめ価格を低めに設定して、なるべくライン上で生産する、ということは、ひとつの経営上の手法として可能なのである。
大辞泉のほうの定義では「手作りに近いもの」とあるので、その意味ではすっかりライン生産というわけではない、と示唆されている。理屈の上では、たとえ「手作り」であっても、大量の「作り手」を雇い動員できれば、大量に製造することは一応可能であるが、常識的に言えば「手作り」と言えば、それほど大量生産の品ではないと(暗黙裡に)示唆されているとも言えよう。〕
フェラーリランボルギーニなどは、スーパーカー専業のメーカーであり、年間数千台規模で生産している。
大量生産される一般的な乗用車と少量生産のスーパーカーを両方製造している自動車メーカーもある。この場合のスーパーカーは、メーカーのフラッグシップとしてイメージリーダー的な役割を負い、その時代の最新技術が惜しみなく投入されていることが一般的である。例を挙げると、BMWM1〔BMWは当初は、エンジンのみを供給し、設計と生産をランボルギーニへ丸投げする予定だった。レースに出場することが前提であったことから「コンペティションカー」とも言える。〕)、ホンダNSX〔ホンダは、NSXについて希少車にする意図は無い。大量生産しており、マスプロダクトカーにしている。〕)、フォルクスワーゲンブガッティ・ヴェイロン)、トヨタレクサス・LFA)などが挙げられる。フェラーリやマセラティ(いずれもフィアット傘下)、ランボルギーニなど、メーカー単位でフラッグシップ的な役割を担っている場合もある。〔フォード・GT40の場合はスーパーカーというよりは、コンペティションカーとの認識が一般的である。〕
スーパーカーは極端な高出力・運動性能・デザインに重点を置いている分、引き換えに、乗りやすさ・実用性・経済性・整備のしやすさ・耐久性といった面は考慮されていない場合がある。〔難点の程度は、あくまで車種・年式によるが、例えば次のような難点を持つスーパーカーがある。
*低車高と傾斜のきついフロントガラスによる視界の悪さ
*高回転時の高馬力型優先の結果、低回転のトルクに欠けるエンジン
*高速域での制動性重視で高温にならないと効きの悪いブレーキ
*(マニュアル車)重く癖の強いクラッチ
*(多気筒エンジン)始動性の悪さ(徳大寺有恒も著書で「フェラーリの12気筒エンジンは始動にコツがいる」と語っている)
*居住性の問題として雨漏り(そもそもルーフやフロントガラスさえ無い車種もある)や静粛性の悪さ、エアコンやオーディオの不装備
*カーボンやチタンなど修正の難しい素材をふんだんに使っているため、ちょっとした事故による小規模な破損でも修理には新車購入に匹敵する膨大な金額が必要になることすらある。

スーパーカーのうち、特に性能の突出した車種をハイパーカーと称することもある。
しかし、さらに定義が曖昧であり、あまり一般的ではない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スーパーカー」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Supercar 」があります。




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