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スチャラカ社員 : ミニ英和和英辞書
スチャラカ社員[すちゃらかしゃいん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [やしろ]
 (n) shrine (usually Shinto)
社員 : [しゃいん]
 【名詞】 1. (1) company employee 2. (2) company stockholders (esp. in legal contexts) 3. members of a corporation 
: [いん]
  1. (n,n-suf) member 

スチャラカ社員 : ウィキペディア日本語版
スチャラカ社員[すちゃらかしゃいん]

スチャラカ社員』(スチャラカしゃいん)は、1961年4月2日から1967年4月30日までTBS系列局で放送された朝日放送(ABC)製作のコメディ番組である。放送時間は毎週日曜 12時15分 - 12時45分 (JST) 。演出は澤田隆治が、脚本は香川登志緒が担当。
== 概要 ==
「海山物産」の大阪支店を舞台に、女性社長と支店長、無気力な中年社員に若手社員が繰り広げる騒動を描く高度経済成長時代のサラリーマン・コメディである。舞台は会社の一室で、公開録画(原則として月曜の昼休みの時間帯にABCホール(初代)で行われた〔『上方芸能・笑いの放送史』(澤田隆治著、NHK出版1994年)p.152。ただし番組開始当初はスタジオ収録で、公開録画となったのは1961年7月から。〕)ゆえに場面転換もなく、出演者の話芸のみで展開された。
澤田の著書によると、1961年ごろの上方コメディは、人気番組の相次ぐ終了によって低調な状態となっており、それを打破するため、香川とともに企画したのが『スチャラカ社員』であった。
元々ABCテレビの日曜12時台は『ダイラケのびっくり捕物帖』以来中田ダイマル・ラケット(ダイラケ)の枠として定着していたこともあり、本番組もダイラケの続投が前提とされた。そこで、ダイラケが以前出演していたラジオの人気番組『すかたん社員』をテレビ向けにリメイクするということで企画がスタートし、題名は「アチャラカのもっと上を行く」という志から『スチャラカ社員』となった〔『上方芸能・笑いの放送史』pp.145 - 148〕。さらに、当時の人気上方コメディアンを揃えてレギュラー出演させるとともに、レギュラー出演出来ないコメディアンについても、ゲストとして出演させた。また、香川の台本の密度の濃さと、澤田の厳しい演出で、ベテランコメディアンにも容赦なく真剣勝負を要求したが、それに出演者が応えることによって、6年間も続く人気番組になった。
舞台が「海山物産」の大阪支店とされたのは、社長役のミヤコ蝶々が当時すでに東京での仕事が多くなっていて、毎週出演出来ない事を考慮して、社長不在でも番組を展開できる様にする為といわれている。当初の計画ではミヤコ蝶々は「ダイラケと共演させるにはあまりに大物過ぎる」としてキャスティングされていなかったが、メインスポンサーの小野薬品工業の専務取締役が蝶々の起用を強く希望し、直々に蝶々を口説いて社長役での出演を承諾させたというエピソードが残っている〔『上方芸能・笑いの放送史』pp.148 - 149〕。蝶々の長年のパートナーである南都雄二も出演していたが、持病の糖尿病の影響でレギュラー出演出来ず、喫茶店のマスター役で時々出演した。
また『ダイハツコメディ』シリーズと掛け持ちだった横山エンタツは、芸能生活の晩年を迎えており、テレビのレギュラー出演としては、この番組が最後の舞台となった。
後の映画スター・藤純子(現・富司純子)の実質的なデビュー作であり、長門勇白木みのるの出世作でもある。ちなみに白木みのるについては、裏番組のうめだ花月中継(毎日放送)に出演中は当番組には出演できないとされたため〔『上方芸能・笑いの放送史』p.150〕、出演は限定的なものになっている。
1966年には、松竹前田陽一監督により映画化されている〔余談だが同時期には東宝でも、同じ香川・澤田作品『てなもんや三度笠』の劇場版『てなもんや東海道』(東宝・宝塚映画渡辺プロ作品。監督:松林宗恵)が公開され、香川・澤田作品同士がぶつかる形となった。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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