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ジュークボックス : よみがなを同じくする語

JUKE BOX
ジュークボックス
ジュークボックス : ミニ英和和英辞書
ジュークボックス[じゅーくぼっくす]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ジュークボックス : [じゅーくぼっくす]
 【名詞】 1. juke-box 2. (n) juke-box
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ジュークボックス : ウィキペディア日本語版
ジュークボックス[じゅーくぼっくす]

ジュークボックス (juke box) とは自動販売機(自動サービス機)の一種で、内部に多数(数百から2000枚程度)のレコードを内蔵し硬貨を投入することで任意の音楽を演奏させ楽しむものである。
== 歴史 ==
ジュークボックス以前に、硬貨を投入すると動作するオルゴール自動ピアノが存在していた。
1889年11月23日、パシフィック・フォノグラム社の総支配人ルイス・グラスがアメリカカリフォルニア州サンフランシスコのパレ・ロワイヤル・サルーンにジュークボックスを初めて設置した記録が残っている。このときの装置は電動のエジソン蓄音機(蝋管式)に聴音管を4つつけたものでそれぞれに硬貨投入口があり、独立して動作するようになっていた。この硬貨で動作する蓄音機は1890年代に広まった〔SF Weekly - story on Louis Glass, Dec. 1, 1999〕〔Great Geek Manual - Glass/Arnold patents〕。これは現在のジュークボックスとは使用目的が違い、人の声が聞こえるのを驚かせると言う物であったらしい。様々な音声を録音した蝋管を装着した蓄音機を並べた "phonograph parlors"(蓄音機パーラー)が出現した。中には、蝋管(レコード)を自動で入れ替える機構を備えた蓄音機も登場した。しかし1900年代になると蓄音機も目新しいものではなくなり、一般家庭に蓄音機が浸透し始めると、公共の場では大音量の機械式オーケストリオンが設置されるようになり、硬貨投入式の蓄音機は廃れていった。
その後電気録音アンプが考案され、硬貨投入式の蓄音機が復活する。
1927年、Automated Musical Instrument Company(後のAMI)が、レコードを選択できるジュークボックスを発売して成功を収めた。1928年、自動ピアノを製造していた Justus P. Seepburg が、レコードプレーヤーとスピーカーを組み合わせ、硬貨を投入することで8枚のレコードから選んで演奏させることができるジュークボックスを開発した〔Carlisle, Rodney (2004). ''Scientific American Inventions and Discoveries'', p.357. John Wiley & Songs, Inc., New Jersey. ISBN 0471244104.〕。当初シェラック製のSP盤のレコードが主流だったが、1950年に45回転のシングル盤が登場すると、そちらに移行した。
"juke box" という用語は、1940年ごろからアメリカ合衆国で使われはじめた。もともと、(西部劇によく出てくるような)飲食やギャンブルを楽しむ店を "juke joint" と呼んでおり、それが語源となっている。"juke" はガラ語で「無法、騒々しい、悪い」の意。
ジュークボックスの中でも、ウォールボックス型が最も高収益だった。客が席にある装置で曲を選ぶと、壁に設置されたジュークボックスが遠隔制御で演奏を開始する方式である。例えば1949年に登場した Seeburg 3W1 は100曲を内蔵できる Model M100A ジュークボックスを使っていた。1960年代にはステレオが主流となり、この時代のウォールボックスでは客の席にある装置にもスピーカーを内蔵し、サンプルが聞けるようになった。なお、このころシングル盤はほとんど製造されず、代わりにジュークボックス専用に "little LP" と呼ばれるレコードが製造されていた。これは、シングル盤と同じ大きさだが33回転であり、当時のジュークボックスの機構で使えるようになっていた。
このころのジュークボックスには、派手な照明やディスコおよびサイケデリックの効果など装飾的改善を施したものもあるが、内部の機構に大きな進歩はない。各レコードが演奏された回数を表示するカウンタ機能が装備され、人気のあるレコードを残して、人気のないレコードだけを入れ替えることができるようになった。
ジュークボックスは当初から極めて収益性の高い産業だった。1940年代から1960年代中盤まで人気が高く、特に1950年代に大流行した。1940年代中ごろ、アメリカで生産されたレコードの4分の3がジュークボックスで使われた。
1980年代になるとCDカラオケの登場で市場が小さくなり、従来型のものは姿を消した。海外ではCDの登場と共に、CDを採用したジュークボックスが登場している。さらに、20世紀末にかけて、CDも使わない完全デジタル式のジュークボックスが登場した。これは楽曲選択機構と再生機構を専用のコンピュータで置き換えたものである。新たな楽曲をインターネットからダウンロードするので、収録曲が絶対に古くならない利点がある。
近年ではiTunesx-アプリ(旧名SonicStage)・BeatJamWindows Media PlayerSD-Jukebox等のメディアプレーヤーソフトでパソコンハードディスクにCD録音やダウンロード購入した曲をストックできるようになっているほか、ハードディスク内蔵のミニコンポにも同様の機能を持つ製品が複数のメーカーから販売されており、これらもジュークボックスと呼ばれることがある〔SonicStageの旧バージョンは「OpenMG Jukebox」、またパナソニックSDオーディオ音楽管理ソフトは「SD-Jukebox」という名称である。また、ソニーから販売されているミニコンポの商品名に「NETJUKE」がある。〕。その他にも玩具店、ヴィレッジヴァンガードなどの雑貨店やCDショップなどに本来のジュークボックスの雰囲気を取り入れたCDラジオやSDオーディオプレーヤーなどが低価格でセガWINTECH廣華物産)などから販売され手軽に購入できるようにもなっている。なおボウリング場やゲームセンターなどではレーザーディスクDVDを用い、多数の楽曲と映像を内蔵した「レーザージューク」が設置されていることがある。
さらに近年では、タッチパネルから楽曲を選択するとインターネット経由で音楽と映像をストリーミング再生できるデジタルジュークボックスボウリング場やカフェパブなどで設置されていることがある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ジュークボックス」の詳細全文を読む




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