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ジャン・ラシーヌ : ミニ英和和英辞書
ジャン・ラシーヌ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ジャン・ラシーヌ : ウィキペディア日本語版
ジャン・ラシーヌ[ちょうおん]

ジャン・バティスト・ラシーヌJean Baptiste Racine,1639年12月21日誕生、12月22日受洗 - 1699年4月21日没)は、17世紀フランス劇作家で、フランス古典主義を代表する悲劇作家である。
シャンパーニュ地方出身。幼少時に両親を亡くし、ジャンセニスムの影響下にある修道院の付属学校で、厳格なカトリック教育を受ける。ラシーヌはこの学校で古典文学に対する教養と、ジャンセニスムの世界観を身につけた。このことは後のラシーヌの作品に深い影響を及ぼした。
その悲劇作品のほとんどは、三一致の法則を厳格に守り、主にギリシア神話古代ローマの史実に題材をとる。『旧約聖書』に題材をとるものを、ラシーヌは悲劇とせず史劇と呼んだ。
ラシーヌは均整の取れた人物描写と劇的な筋の構成を、アレクサンドラン詩行と呼ばれるイアンボス6詩脚の丹精で華麗な韻文に綴った。後期の『聖書』を題材とする作品を除けば、ラシーヌの劇は、二人の若い恋人を中心とするものが多い。二人は愛し合っているが、女性が王など高位の男性に望まれる、あるいは二人が敵対しあう家系にいるなどして、恋愛は成就しない。この葛藤がラシーヌの悲劇の中心となる。これに第三者の嫉妬、政治闘争などが加わり筋が複雑になり、最終的に二人の恋は成就せず、主人公の死をもって幕が下りる。
またラシーヌは自身の作品を印刷に付し刊行する際、必ず書き下ろしの序文をつける習慣があった。このためラシーヌの作品は、たんに悲劇としての価値のみならず、演劇論としての価値をももつ。ラシーヌの詩論のなかではオスマン帝国の皇位継承争いを題材にする『バジャゼ』につけた序文での「悲劇の題材は観客から適切な隔たりをもつものでなければならない。この隔たりは神話や古い歴史のような時間的な隔たりだけでなく、時間的にはあまり遠くないがわれわれの風俗になじみのない距離的な隔たりであってもよい」とするものなどが知られる。
ラシーヌの代表作として今日もなお上演されるものには『アンドロマック』、『ベレニス』、『フェードル』などがある。
なお、彼の肖像はかつて、フランスの50フラン紙幣に描かれていた。
== 作品 ==
括弧内は順に原題、形式、初演年を示す。
*ラ・テバイード 又は 兄弟は敵同士(''La Thébaïde ou les frères ennemis'', 5幕悲劇、1664年
*アレクサンドル大王(''Alexandre le Grand'', 5幕悲劇、1665年
*アンドロマック(''Andromaque'', 5幕悲劇、1667年
*訴訟狂(''Les Plaideurs'', 3幕喜劇、1668年
*ブリタニキュス(''Britannicus'', 5幕悲劇、1669年
*ベレニス(''Bérénice'', 5幕悲劇、1670年
*バジャゼ(''Bajazet'', 5幕悲劇、1672年
*ミトリダート(''Mithridate'', 5幕悲劇、1673年
*イフィジェニー(''Iphigénie'', 5幕悲劇、1674年
*フェードル(''Phèdre'', 5幕悲劇、1677年
*エステル(''Esther'', 3幕史劇、1689年
*アタリー(''Athalie'', 4幕史劇、1691年

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ジャン・ラシーヌ」の詳細全文を読む




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