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シンノリン : ウィキペディア日本語版
シンノリン

シンノリン(Cinnoline)は、化学式 C8H6N2複素環式化合物である。ベンゾピリダジン(benzopyridazine)とも呼ばれる。異性体に、フタラジンなどのナフチリジンがある。
== 性質 ==
油を有機塩酸塩と塩基で処理することによって得られる。エーテル溶液を融点(24~25℃)まで冷やすと白色の光沢のある針状結晶に共結晶化する。フリー塩基での融点は39℃である。抱水クロラールに似た刺激臭がある。シンノリン誘導体であるオキシシンノリンカルボン酸は、オルトフェニルプロピオール酸ジアゾクロライドと水から作られる。オキシシンノリンカルボン酸を加熱するとオキシシンノリンが得られ、融点の225℃まで五塩化リンと加熱するとクロロシンノリンが得られる。この化合物は粉と硫酸によって還元されてジヒドロシンノリンになる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「シンノリン」の詳細全文を読む




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