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ゴードン・ジェイコブ : ミニ英和和英辞書
ゴードン・ジェイコブ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ゴードン・ジェイコブ : ウィキペディア日本語版
ゴードン・ジェイコブ[ちょうおん]

ゴードン・パーシヴァル・セプティマス・ジェイコブGordon Percival Septimus Jacob, 1895年7月5日 - 1984年6月8日)は、イギリス作曲家吹奏楽曲の作曲や教育的な著書で知られる。ゴードン・ヤコブと表記されることもある。
== 生涯 ==
ジェイコブの経歴は、始まる前に終わってしまうところであった。10人兄弟の末っ子であった彼は、19歳の時に第一次世界大戦に参加すべく野戦砲兵隊に入隊し、1917年捕虜となったとき、所属していた800人の大隊のうち生き延びたのは彼を含めわずか60人であった。
解放された後、彼は1年間ジャーナリズムを学ぶが、すぐにやめて王立音楽大学で作曲、理論、指揮を学び始める。その後1924年から1966年に引退するまでここで教鞭を執り、その生徒にはイモージェン・ホルストバーナード・スティーヴンスマルコム・アーノルドルース・ギップスマデリーン・ドリングジョーゼフ・ホロヴィッツなどがいた。運悪く、口蓋裂と幼少時の手のけがのため、ジェイコブの楽器演奏能力には限界があった。彼はピアノを学んでいたが、演奏してみせたことはなかった。
ジェイコブが最初に成功を収めた作品は、学生の頃に作曲された。16世紀の作曲家ウィリアム・バードヴァージナルのための作品を素材にしたオーケストラ用の作品「ウィリアム・バード組曲」(''William Byrd Suite'')である。この作品は後に吹奏楽用に編曲され、この版がよく知られている。彼は1946年に王立大学のフェローとなり、以後生涯を通じて、学生と教員のための作品を書き続けた。
1930年代、ジェイコブは(他の若い作曲家数人と共に)サドラーズ・ウェルズ・バレエ団のためにいくつか作品を作った。そのほとんどは、「レ・シルフィード」のように過去の作曲家の作品の編曲であったが、「リーマスおじさん」(''Uncle Remus'')はこの団体のために作られたオリジナルの作品である。彼はまた、第二次世界大戦中の士気高揚用のラジオ喜劇のためのライト・ミュージックも作曲し、音楽のエリート主義者達の非難と公衆の賛辞を浴びた。またプロパガンダ映画の音楽もいくつか作曲している。
ジェイコブの名声が頂点に達するのは1950年代である。この時期の主な出来事として、1951年英国博覧会Festival of Britain)に彼の作品「祝典のための音楽」(''Music for a Festival'')が使用されたこと、また1953年エリザベス2世の戴冠式で使用された国歌トランペットファンファーレの編曲を行ったことが挙げられる。
ジェイコブは1966年に王立大学を引退した後も、主に委嘱作品の作曲を続けることで生計を立てた。彼はそれらの作品の多くを「地味な小品群」と形容したが、1984年の「ティンパニと吹奏楽のための協奏曲」(''Concerto for Timpani and Wind Band'')など、代表的作品の一部はこの時期に作曲されたものである。
ジェイコブは2度結婚している。はじめに1924年にシドニー・グレイ(Sidney Gray)と結婚したが、1958年に死別している。その1年後の1959年、今度はシドニーの姪のマーガレット・グレイ(Margaret Gray)と再婚している。彼は自分より42歳年下のマーガレットとの間に2児をもうけた。
1959年に、ケン・ラッセル監督によるジェイコブの生涯の記録番組「ゴードン・ジェイコブ」(''Gordon Jacob'')がBBCで放送され、また1995年にはエリック・ウェザレル(Eric Wetherell)作の「ゴードン・ジェイコブ:百周年記念伝記」(''Gordon Jacob: a Centenary Biography'')と題する本も出版されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ゴードン・ジェイコブ」の詳細全文を読む




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