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コンパクトクランク : ミニ英和和英辞書
コンパクトクランク[らんく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

クランク : [くらんく]
 【名詞】 1. crank 2. (n) crank
ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
ランク : [らんく]
 【名詞】 1. rank 2. (n) rank

コンパクトクランク : ウィキペディア日本語版
コンパクトクランク[らんく]
コンパクトクランクとは、径がコンパクト化されたチェーンホイールのことである。クランクとギアリングのセットで構成される。コンパクトドライブとも呼ぶ。
== 概要 ==
これまで、クランクセットの歯数は小径化の一途を辿ってきた(下記)。
; ロードバイクの場合
* 1950年代~60年代 : 50t-44t (PCD151)
* 1960年代後半~80年代 : 52t-42t (PCD144)
* 1970年代~1999年ごろ : 52t-42t (PCD130)
* 1991年ごろ~現在 : 52t-39t (PCD130)
* 2000年代~現在 : 50t-34t (PCD110) ※
; ランドナーMTBの場合
* 1970年代~80年代前半 : 48t-38t-28t (PCD110/74、ランドナー)
* 1970年代後半~80年代 : 48t-38t-26t (PCD110/74)
* 1980年代~90年代 : 46t-36t-26t (PCD110/74)
* 1990年代~現在 : 44t-32t-22t (PCD96/58) ※
* 2000年代~現在 : 42t-30t-20t (PCD96/58)
このうち、※の部分の変化が特に大きく、これを指してコンパクト化と呼ぶ。これらコンパクトドライブは日本国内でも1970年代に遡り、欧州では1950年代に既に26tのチェーンリングが存在するなど、製品としては以前からあったものだが、競技の世界では異端視され、それ以外の愛好家の間でも一般的ではなかった。
コンパクトドライブが脚光を浴びたのは、MTBにおいては90年代前半、ロードにおいては2000年代である。
ランス・アームストロングが軽いギア比で回転数を上げる走法によりツール・ド・フランスで華々しい活躍を見せるようになると、こうした走法の合理性が幅広く認識されると共に、52t-42tのような大きなギアが標準とされることが疑問視され始めた。こうした大きなギアを毎分90回転以上で回せるのは、プロの競技者かそれに近い身体能力を持つハイ・アマチュアだけで、他の多くの愛好家にとっては不要なだけでなく、ロードバイク愛好者の幅が広がり、従来山岳コースやヒルクライム競技に参加していた小柄な(概ね体重60キロ台中盤まで)人々だけではなく、80キロを超える人々もロードバイクに乗るようになったため、さらに従来のインナーギアの大きさが問題視されるようになった。
そこで登場したのが、インナーギアの歯数を34t前後と小さく設定し、アマチュアの脚力でも無理なく回せる軽いギア比を実現したロード用のコンパクトドライブであった。
現在ではコンパクトドライブの概念は広く受け入れられ、グランツールに参戦するような超一流の競技者でも山岳ステージではコンパクトドライブを使用することが珍しくない〔ジロ・デ・イタリア2008第16ステージ・レース後インタビュー 〕。またスギノテクノシマノカンパニョーロSRAMなど各社がこぞってインナー34tのクランクセットを発売している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「コンパクトクランク」の詳細全文を読む




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