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コボルト : ウィキペディア日本語版
コボルト

コボルト(Kobold, kobalt)は、ドイツの民間伝承に由来する醜い妖精精霊である。コーボルトコボルドとも表記する。コボルトはドイツ語で邪な精霊を意味し、英語ではしばしばゴブリンと訳される。
最も一般的なイメージは、ときに手助けしてくれたりときにいたずらをするような家に住むこびとたちというものである。彼らはミルク穀物などと引き替えに家事をしてくれたりもするが、贈り物をしないままだと住人の人間にいたずらをして遊んだりもする。また、一度贈り物をもらったコボルトはその家から出て行ってしまうと言われる。もうひとつあるコボルトのイメージは、坑道や地下に住み、ノームにより近い姿である。
原子番号27の金属元素コバルトの名はコボルトに由来する。コバルト鉱物冶金が困難なため、16世紀頃のドイツでは、コボルトが坑夫を困らせるために魔法をかけて作った鉱物と信じられていたからである。
== グリム童話におけるコボルト ==
細部は省略するが、おおむね以下のとおりである。
嘘をついたことで王に藁を黄金に変えるよう無理難題を命じられた娘の前に、奇妙な小人(原文ではコボルト)が現れる。彼は藁を黄金に変えることと引き替えに、娘に将来生まれる娘の子供を要求した。娘はそれを承諾し、黄金を受け取る。喜んだ王は娘と結婚し、やがて子供が生まれた。すると約束通り小人が現れ、子供を要求するが、娘が泣いて頼んだため、3日以内に名前を当てたら許してやると約束する。様々な名前を言う娘だが、いずれも違う。万策尽きた娘は四方に人をやって情報を集めるが、そのうちの一人が何者かの歌う歌が聞いたと報告した。
:「ランペルスティルスキンは明日になれば子供を手に入れる」
翌日、現れたコボルトに娘は名前を告げる。まさか当てられるとは思っていなかったコボルトは怒り狂い、力任せに床を踏み抜き、足を取られてしまう。そして引き抜こうと力を込めたが、足は抜けず、彼の体は真っ二つに裂けて死んでしまった。
版や子供向きの翻案では、最後に死ななかったりと仲直りする場合などがある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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