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クボタン : ウィキペディア日本語版
クボタン

クボタン(Kubotan)とは、日本人で空手家(国際空手道剛速流宗家)の窪田孝行(くぼた たかゆき)が考案した護身用具である。また、クボタンを使う護身術の術技体系のことクボタン護身術と呼ぶ。
== 概要 ==
材質は強化プラスチック製で全長14センチメートル、直径1.6センチメートルの円筒形をしている。
キーリングが付いていてキーホルダーとして使え、紹介写真のように鍵束の携行用具を装ってクボタン本体を腰のベルトに脇差しのように手挟んで携帯する。表面には鍵の束しか出ないので周囲に気づかれずに持ち運べ、軽くて短い円筒形のため、不意に暴漢等に襲われた際にも迅速かつ円滑に脇から取り出して反撃できる。鍵の部分で相手に加えた打撃の威力が倍加する事に着目して考案、開発された極めて簡素で合理的な護身用具である。
元々は琉球空手で使われた「ヤワラ」という隠し武器に由来する〔『クボタン護身術』1-3頁参照〕。開発当初は''ペンテクニック''と呼ばれていたが、後に考案者の名前の「クボタ」と「バトン(警棒)」を組み合わせて「クボタン」と呼ばれるようになった〔『クボタン護身術』3頁参照〕。
形状は単純だが、習熟すれば「打ち」「突き」「払い」「締め」等、護身に有効な技を繰り出すことができる。また、非常に簡単に使用法を習得できること〔『クボタン護身術』によれば、正規のインストラクターの指導を受ければ4~6時間程度のトレーニングで基本的な使用法を習得できるとのことである〕〔また同書によれば、「インストラクターの資格」も正規の講習を受講すれば3日ほどで取得できるとのことである〕と、秘匿携帯性に秀でていることが最大の特徴である。
ロサンゼルス市警が1977年に女性警官を対象に採用したのを嚆矢として〔『Action Kubotan -Key Chain An Aid in Self Defance-』3頁参照〕、以後アメリカの一部の警察組織やFBIなどで逮捕術の一環としてクボタンを採用している〔『クボタン護身術』カバーおよび121-123頁参照〕。
日本では所持や携帯に規制は無いが、アメリカでは警察官が使っているなどの理由で武器とみなされるため、空港法廷などには持ち込むことが禁止されている〔『クボタン護身術』4頁参照〕。
なお、「クボタン」とは考案者の窪田孝行の登録商標であり、純正品には「Kubotan」の刻印が打たれている〔。他のメーカーも類似品を発売しているが、こちらは「クボタン」の名称が使えないため「ヤワラ」や「ヤワラスティック」、「ジュードースティック」、「コッポー(骨法)スティック」などの名称を使っている〔『海外旅行者のための護身術』191-194頁及び212-213頁参照〕。
しかし、インターネットで検索を行うと純正品ではない物が「クボタン」の名称で通信販売されている例が多く見られる。
それら非正規品の一例を挙げれば
* 内部が中空になっており、3本程度の棒手裏剣状の金属スパイクを内蔵する物
* 点穴針的効果を狙ったと思われる先端を尖らせた物
* 純正品は強化プラスチック製なのに、素材がアルミ製の物
など、多くのバリエーションが違法に製造され、流通しているのが現状である。これらはいわゆる伸縮式警棒の総称として、本来はノーベル工業登録商標の「特殊警棒」が使われているのと同様の現象である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「クボタン」の詳細全文を読む




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