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キーホール12 : よみがなを同じくする語

KH-12
キーホール12 : ミニ英和和英辞書
キーホール12[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

キーホール12 ( リダイレクト:KH-12 ) : ウィキペディア日本語版
KH-12[きーほーる12]
KH-12 (キーホール12、Key Hole 12) は、アメリカ合衆国の軍事画像偵察衛星 (いわゆるスパイ衛星) のキーホールシリーズに属すると考えられる、衛星のシリーズに対して非公式に与えられた名称 (軍事ワッチャーなどが便宜的につけた通称) の一つである
IMPROVED CRYSTAL - FAS.org
〕。この衛星はキーホールシリーズに属することが公表されている KH-11 (Crystal) の後継機であり、ロッキード・マーティン社によって製造された。地上目標の分解能は恐らく数 cm に達すると考えられる (詳細後述)。
運用はアメリカ国家偵察局 (; NRO) が行っている。NRO が、KH-8、 KH-9、および KH-11 と続いた連番の公開名称の後で、衛星をランダム付番原則 (たとえば NROL-20。NROL は の意) で命名することを決定したため、公式の命名システムでは KH-12 という名称は存在しないことになっている。
ただし、同じアメリカ合衆国政府機関であるアメリカ航空宇宙局 (NASA) のNSSDC衛星データベースでは、USA-86(1992-083A)、USA-116(1995-066A)、USA-129(1996-072A)の3基については、それぞれ KH-12-1、KH-12-2、KH-12-3 の名称があからさまに用いられている (NSSDCにおける記載例:1992-083A = KH-12-1 )。
2013年8月30日にワシントン・ポスト紙は、エドワード・スノーデンがリークした資料の中に含まれていた米国政府の諜報プログラムの2013会計年度予算の米国議会への予算説明書 (National Intelligence Program - FY 2013 Congressional Budget Justification) から、今まで謎に包まれていた米国の諜報活動に関する新たな事実が判明したと報じた〔http://www.washingtonpost.com/world/national-security/black-budget-summary-details-us-spy-networks-successes-failures-and-objectives/2013/08/29/7e57bb78-10ab-11e3-8cdd-bcdc09410972_story.html U.S. spy network’s successes, failures and objectives detailed in ‘black budget’ summary - Washington Post, 2313/08/30]〕。この資料の中には複数のスパイ衛星の名称が記述されており、下表の KH-12-6, KH-12-7に該当する衛星の正式名称は EIS (Enhanced Imagery System) であるらしいことが判明した。シリーズのこの2基以外の衛星も EIS と呼ばれているかは不明である。この後継機として2012会計年度から EECS (Evolved Enhanced CRYSTAL System) の整備が始まることも明らかになっている〔アメリカの偵察衛星のコードネームが明かされた - Космоград 〕。このリーク資料の一部はCryptomeで閲覧可能である 〔US Spy Budget FY2013 Vol 1 - Cryptome 〕。
== 概要 ==
この衛星は、「発展型ケンナン」 () 、あるいはコードネームにより「アイコン」 () 、または「改良型クリスタル」 () などの名称でも知られている。「改良型クリスタル」というニックネームが暗示するように、多数の軍事ワッチャーは KH-12 はほとんどの点で KH-11 に追加的な改良を施したものであると考えており、何人かの軍事ワッチャーはこれを KH-11 として分類している (これと同様に現在は後継の KH-13 開発プログラムが存在するが、ある者はこれを 「KH-12B」と呼んでいる)。
打上げ質量は、打上げに用いられたタイタンIVロケットの能力から推定して 19600 kg (〔 によれば 16300 kg) に達すると考えられている。KH-11 と同様に KH-12 は光を捕捉するのに大型の主鏡を持つカセグレン光学システムを使用し、恐らく全体の大きさと形状はハッブル宇宙望遠鏡 (HST) に似ているであろうと考えられている〔。
KH-11 同様にデジタル・イメージング技術を用いており、前身の設計にシギント (信号諜報) 機能と、おそらく赤外線までに至る、より広いスペクトル範囲に渡る光学的検知能力を付加したものであると考えられている。主鏡の直径は 2.9 から 3.1 m と考えられており〔KH-12 Improved Crystal , Charles P. Vick, GlobalSecurity.org, 2007-04-25 〕 (〔 によれば 直径 4.0 m)、
これは直径 2.3 m と考えられている KH-11 の主鏡や、直径 2.4 m のハッブル宇宙望遠鏡の主鏡よりもやや大きい。
ジェーン・ディフェンス・ウィークリー誌はカセグレン光学システムの副鏡は大幅に可動であり、これが衛星では通常は不可能なアングルでの撮像を可能にしていると示唆している。
また、同誌には衛星は5秒ごとに1枚の映像を撮像可能であるとの示唆もある。
データは通信衛星の中継ネットワークを通じて地上へ送信されるが、SDS (Satellite Data System)、MILSTAR、またはTDRS (Tracking and Data Relay Satellite System) といったいくつかの異なる中継衛星の組が利用可能であり、衛星が利用しているのはこの何れでもあり得る。
どれを使っているかについては、ニュースソースにより意見が異なる
〔NASAの衛星情報のサイトでは SDS を使用すると述べている。 1992-083A
〕。
1990年2月から1996年12月にかけて最低でも3基の KH-12 が打上げられ、それ以降もおそらく数基が打上げられている。これらの打上げにはタイタン4ロケットが使用された。各々の衛星の価格は10億米ドル以上であり、打ち上げ費用は4億米ドルに近いと見積もられている〔。
KH-12 衛星は1997年に一般に公開されたロシア連邦中国の画像、および1998年に一般に公開されたスーダンアフガニスタンの画像 (これは1998年 アメリカ大使館爆破事件への報復と関係している) のソースであると考えられている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「KH-12」の詳細全文を読む




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