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キエフ・ルーシ : ミニ英和和英辞書
キエフ・ルーシ[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

キエフ・ルーシ ( リダイレクト:キエフ大公国 ) : ウィキペディア日本語版
キエフ大公国[きえふたいこうこく]

キエフ大公国(キエフたいこうこく)は、9世紀後半から1240年にかけてキエフ首都とした東欧国家である。正式な国号はルーシ古東スラヴ語: )で、日本語名はその大公座の置かれたキエフに由来する。
10世紀までにキリスト教の受容によってキリスト教文化圏の一国となった。11世紀には中世ヨーロッパの最も発展した国の一つであったが、12世紀以降は大公朝の内訌と隣国の圧迫によって衰退した。1240年モンゴル来襲によってキエフは落城し、事実上崩壊した。国民国家史観を中心とした研究史においては、ウクライナベラルーシロシアの三国の共通の祖国とされる。'')で、日本語名はその大公座の置かれたキエフに由来する。
10世紀までにキリスト教の受容によってキリスト教文化圏の一国となった。11世紀には中世ヨーロッパの最も発展した国の一つであったが、12世紀以降は大公朝の内訌と隣国の圧迫によって衰退した。1240年モンゴル来襲によってキエフは落城し、事実上崩壊した。国民国家史観を中心とした研究史においては、ウクライナベラルーシロシアの三国の共通の祖国とされる。
== 国号 ==
中世時代の史料で確認できるルーシの正式な国号は「ルーシ」のみである。ルーシとは、『サンベルタン年代記』の839年の記述においてはヴァリャーグを指していた〔清水睦夫「ルーシ」//『 ロシアを知る辞典』p797〕。後にその意味は転じ、狭義にはキエフ地域(ただしドレヴリャーネ族ドレゴヴィチ族の地を除く)、チェルニゴフ-セヴェルスキー地域(ただしラヂミチ族ヴャチチ族の地を除く)と、ペレヤスラヴリ地域を指していた。(ルーシ (地名)参照。)狭義のルーシの用法は、13世紀直前まで用いられており、たとえばノヴゴロドの史料などにおいてその使用例が確認できる。
しかし、近世時代以後ルーシの政治的・文化的遺産をめぐって東欧諸国が争ったことから、現在の学術文献ではルーシの正式な国号の代わりに以下のような人工的な学術用語が用いられることが多い。
;キエフ・ルーシ:19世紀初頭のロシア帝国の歴史学者、ニコライ・カラムジンが『ロシア国家の歴史』において初めて用いた概念。大公座の置かれていた場所からこう呼ばれる。近代・現代の学術文献において広く用いられているが、中世・近世時代の史料では見られない。
;ウクライナ=ルーシ:20世紀初頭のウクライナの歴史学者、ミハイロ・フルシェフスキーが『ウクライナ=ルーシの歴史』において初めて用いられた概念〔 〕。ルーシのあった土地から命名した。ウクライナこそがルーシの後継者であるとする主張である。フルシェフスキーの系統を汲む学者が用いる。
;キエフ・ロシア:ロシアこそがルーシの後継者であると主張する、カラムジーンの系統を汲む学者が用いる概念。
;ルーシ大公国(~たいこうこく):近世のポーランド王国リトアニア大公国の諸年代記に見られる概念。15世紀のリトアニア大公国の内乱中にヴォルィーニで興亡した大公国、また17世紀半ばドニプロ・ウクライナで存在したコサック国家の正式な国号に由来する。
;キエフ国家(~こっか):西欧・日本の学術文献に使用されている名称。国民国家史観の影響により生じた「ルーシ」と「ロシア」の用語の混合を回避するために用いる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「キエフ大公国」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Kievan Rus' 」があります。




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